セリカXX、70スープラ、ホンダS800…旧車レンタカー・オブ・ザ・イヤー 2024 1位のクルマは？

2024年はトラックから最高出力280psを発揮するスポーツカーまで、幅広いジャンルのクルマに試乗しました。
まずは試乗記編のTOP10を、10位から発表します。

10位はトヨタ・スタウトがランクイン。試乗時にはわずか1300㎞ほどしか走行していない、新車のままタイムマシンで持ってきたかのようなコンディションでした。

9位に入ったのは、トヨタ・スポーツ800。ヨタハチとも呼ばれ、空冷水平対向2気筒OHVというシンプルな構成ながら、軽量ボディーを武器に軽快に走るクルマでした。

高度成長期のモータリゼーションを牽引したトヨタ・カローラが8位。試乗車はこの時代では珍しくATを搭載したモデルでしたが、令和の道路環境でも十分対応できる扱いやすさが印象的でした。

エスハチとも呼ばれるホンダ・S800が7位にランクイン。9位のヨタハチとはライバルでもありました。水冷直列4気筒・DOHCエンジンを搭載し、当時としては高性能な駆動系が人気となりました。

イギリス車のローバー・ミニが6位に食い込みました。応答性の高いハンドリングが印象的で、「ゴーカート・フィーリング」と称えられるミニのハンドリングの高さを再認識しました。

5位はダイハツ・コペン（初代）がランクイン。人間なら成人式を迎えるような車齢であるもののメンテナンスが行き届き、新車に変わらないほどのコンディションが印象に残りました。

トヨタ・セリカXX（2代目）が4位。2リッター直列6気筒DOHCエンジンで後輪を駆動する、スポーティーカーの定番の設計がなされたクルマで、軽やかに回るエンジンの心地よさが持ち味でした。

3位に入ったのはトヨタ・スープラ（初代）。4位のセリカXXの後継モデルであり、国内ではこのモデルからスープラを名乗りました。自主規制値いっぱいの280psを発揮するエンジンを載せながらも気になるようなターボラグもなく、扱いやすさが光る一台でした。

セリカ・GT-FOURが2位にランクイン。パワーステアリングの重さにハイパフォーマンスカーの片鱗を感じられたものの、それ以外は新車に近いコンディションが保たれ、荒天でも不安なく走れる全天候型スペシャルティーカーでした。

栄えある2024年のKOTY・試乗記部門は、三菱GTOという結果になりました。3リッターV6DOHCツインターボはとにかくパワフル。しかし、4輪駆動でしっかりトルクが路面に伝えられることで、怒涛の加速が楽しめるクルマでした。

2024年のKOTYはいかがでしたか？2025年も年代やメーカーなどが異なるさまざまな旧車レンタカーを試乗していきます。
2025年の「その旧車、レンタルさせてください」にもご期待ください!