ボンネット内点検
広告:一般社団法人日本自動車整備振興会連合会

安全性や性能の維持にとても重要! 定期点検整備で安心・快適なドライブを!

愛車の故障予防に「定期点検のススメ」【第3回】

日常点検と定期点検整備は自動車ユーザーの大切な責務です。 クルマの使い方は一人ひとり異なり、 必要となる点検や整備の内容も変わってくるため、 ユーザーは点検整備を怠ることなく、 自動車の安全確保に努めなければなりません。 主に安全運行のために日々チェックする日常点検に対して、 主に故障を未然に防ぎ、 クルマ本来の性能を維持するため予防的に整備を行うのが定期点検整備です。 しっかりと日常点検と定期点検整備を行って、 トラブルを未然に防いでいきましょう。

目次

車検と定期点検整備、 何が違うの?

車検の正式名称は 「自動車検査登録制度」 といい、 国が定めた安全・環境基準 (保安基準) にクルマが適合しているかを定期的に確認するための検査制度です。 自家用車の場合、新車は購入から3年後に、 その後は2年ごとに、 公道を安全に走り続けるため、 法律で受検が義務付けられています。


一方で定期点検整備はクルマを安全に走らせるために受けておくべき 「健康診断」 のようなもの。 ユーザーによる日常点検ではチェックが難しい箇所を、自動車整備士が細部にわたって点検します。 自家用乗用車の定期点検整備には車検時に行う2年点検と、 車検と車検の間の年に行う1年点検があります。 それぞれの点検では、 摩耗や劣化をしていく部品を確認したり、 ボルト・ナットが緩んだりしていないか、 しっかりチェックして、 必要に応じて、整備や交換、 調整を行います。 トラブルのないカーライフを楽しむためには、定期点検整備をしっかり受けて、不具合箇所の整備をしておくことで、 安全性を確保することがとても重要です。 定期点検整備の実施時期や次回の点検時期は、 前面ガラスに貼付された点検整備済ステッカーなどで確認できます。 運転する前に点検整備済ステッカーを見て、 確認してみましょう。

1年点検は日常点検ではなかなか目の届かない、 いわゆる 「走る」 「曲がる」 「止まる」 等に関する項目をはじめとした29のチェック項目があり、 2年点検ではこの1年点検の29項目を含めた60項目について点検を行い、 部品交換、 修理、 調整等の整備をすることになります。 車検同様に定期点検整備の実施はユーザーの義務となっており、 安全に運転するためには欠かせない大変重要な点検ですので必ず実施しましょう。

電子制御装置の多用で益々重要度を増す定期点検整備

定期点検整備

近年、 定期点検整備の重要度が増加している理由に電子制御の点検があります。 最近のクルマは、 エンジンやブレーキ、 ステアリング操作などを総合的にコントロールすることで、 利便性に加え、 低燃費性能や安全性も目まぐるしく向上しています。 一見、普通のクルマに見えますが、 最近のクルマは 「走る高性能なコンピューター」 になっているため、 正確に車両状況を把握するにはスキャンツールと呼ばれる外部診断器が不可欠となっています。 クルマに搭載された各コンピューターとスキャンツール間で通信を行ない、 車両状態の解析や必要な情報を見えるようにしています。

安心の先進技術も、 正しく作動してこそ! 先進安全自動車を支えるOBD点検!

最近の自動車には衝突被害軽減ブレーキやレーンキープアシストといった、 運転を支援する先進安全システムが多数備わっています。 これによって交通事故の防止や、 万が一事故に遭った場合でも被害を最小限に抑えられることが期待されています。

定期点検整備には、 これらの先進安全システムを動かす電子制御システムが正常に作動しているかを確認するOBD (車載式故障診断装置) 点検があり、 万が一の故障や不具合を防ぐため、 重要な点検項目の一つとなっています。 まさに、 定期点検整備は私たちの日々の安全で快適なドライブには必要不可欠なものであることがよくわかります。

自動車検査証 (車検証) が新しくなっています。

車検証は紙タイプのものからICタグが埋め込まれた電子車検証に変わっています。従来のA4サイズからA6サイズに変更され、 紙の車検証に記載されていた情報は、 「車検証閲覧アプリ」 を利用して、 スマートフォンなどで、 ICタグを読み取ることで確認することができます。

アプリは 「電子車検証特設サイト」 よりダウンロード可能です。

点検整備記録簿は愛車のカルテ! 大切に保管しよう!

定期点検記録簿は、 愛車の点検結果と整備概要を記録し、 保存しておくための診断カルテです。 また、 これまでは紙による記録簿をクルマに備え付けておくことが法律で義務付けされていましたが、 近年ではスマートフォン等において記録簿を電子保存することも認められています。
ただし、 国から記録簿の掲示を求められた場合、 直ちに明瞭な状態で示す必要があります。
保存期間は乗用車の場合2年間、 それ以外のクルマでは1年間です。 ここには消耗品をはじめとした部品の交換履歴や、 ブレーキ・パッドの厚さやタイヤの溝の深さなどの数値も記載されるほか、 基準値はクリアしているものの、 徐々に摩耗が進んでいる箇所など自動車整備士のアドバイスなどが記載されることもあります。 クルマは一台一台使用される環境に違いがあります。 記録簿を単に保存しているだけではなく、日頃の日常点検の際に参考にしながらチェックすると、 より愛車の状態を良好に保つことができるかもしれません。

家族

クルマが走れば走るほど走行距離は伸びていきます。 同時に、 それはクルマが私たちを安全に運び続けてくれた証でもあります。 もちろん、その過程でクルマの一部が劣化や摩耗していくことはやむを得ないことでしょう。 特に最近のクルマは先進技術も多く搭載され、 車両全体が電子制御化されています。 隅々までしっかりと、 自動車整備士に点検してもらい、 必要な整備・交換を行い自動車の安全性を保つことが、 法定点検の本質と言えるでしょう。

点検記録簿に記載された内容は、 どこに出かけて、 こんなことがあったなあ、 という 「愛車との思い出」 の一つの形なのかもしれません。

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