金閣全景と池の風景写真
協力=くるま旅クラブ / 編集=後藤ちり

京都・車中泊旅の裏ワザ!? “パーク&ライド”に便利な京都市内のRVパーク3選

渋滞や駐車場探しを避けて京都を満喫! 観光の拠点にしたいRVパークを厳選

京都を車中泊旅で楽しみたいなら、渋滞や駐車場問題を回避できる「パーク&ライド」が強い味方。京都市内のRVパークを拠点に、電車やバスで人気エリアへスマートにアクセスできる、京都観光に便利なRVパーク3施設を紹介します。

目次

混雑回避! RVパーク×パーク&ライドで京都を楽しむ

東山・清水寺参道の風景

※画像はイメージです

世界文化遺産をはじめ、歴史ある神社仏閣が立ち並ぶ京都は、車中泊旅でも一度は訪れたいエリア。けれどハイシーズンを中心にネックとなるのが、渋滞と駐車場確保の難しさです。

「とくに京都市内をクルマでめぐるのはなかなか難しいところ。そんなときに活用したいのが、市街地周辺の駐車場にクルマを停めて、そこから公共交通機関で移動する“パーク&ライド”です」と、くるま旅クラブの事務局長・山縣麻人さんは話します。

混雑する市街地にクルマで入るのを避け、駐車場から電車やバスに乗り換えて移動すれば、渋滞のストレスも減り、京都観光に時間を割くことができます。さらに「RVパーク」を拠点にパーク&ライドをすれば、宿泊も兼ねられて便利。設備面の安心感も得られます。

「今回はその目線で“ザ・京都”に近いRVパーク3か所を厳選しました。エリアごとに電車、バス、そしてタクシーを含めた交通機関を使うのが、賢く効率よく京都観光をするコツですよ」(山縣さん)

RVパーク京都中央(京都市右京区)

建物の前に駐車するキャンピングカー

人気エリアに電車、バスでほぼ1本! パーク&ライドの最強拠点

施設名が示すとおり、京都市内に位置する「RVパーク京都中央」。京都観光の拠点にしやすい、パーク&ライドの大本命ともいえる都市型RVパークです。

「阪急電鉄の西院駅、“嵐電”の愛称で親しまれる京福電鉄の山ノ内駅、また市バスの停留所がいずれも徒歩圏内。嵐山、二条城、祇園など、主要な観光地のどこへ行くにも抜群に便利です。京都市内へは電車やバスを使ってほぼ1本で出かけられますから。パーク&ライドの拠点として最強ではないでしょうか」と山縣さんが太鼓判を押す立地です。

RVパーク京都中央の脱衣所と浴室

シャワーだけでなく浴槽も完備。1人1回220円で利用可能

RVパークは都市部のビル敷地内にありながら、電源やゴミ処理対応はもちろんのこと、水回りのインフラが整っています。これからの梅雨のジメジメした季節や夏の暑い時期に、入浴設備や無料で使える洗濯機を敷地内に備えているのは、かなりのアドバンテージ。観光で歩き回ってかいた汗をさっぱり流せます。

トイレの内観写真

トイレは男女共用、女性用トイレを用意

RVパーク周辺の西院エリアには飲食店も多数あり、夕食に困ることはなさそうです。夜の京都を楽しめるのも魅力です。

「西院駅周辺でのおばんざいや居酒屋めぐりがおすすめ。スーパーやコンビニも徒歩圏内にあり、車内での晩酌の買い出しにも便利。もう少し足を延ばしても、RVパークは24時間出入り自由なので時間を気にせず楽しめます。利便性が高く、スマートに使えるRVパークだと思います」(山縣さん)

RVパーク京都中央

・所在地:京都府京都市右京区西院太田町4
・利用料金(1泊): 3,850円~6,600円
・利用可能台数:4台
・電源設備 〇(1,100円)、ゴミ処理 〇(45L袋220円)、入浴施設 〇(施設内・220円)
RVパーク京都中央ウェブサイト

RVパーク 京都北(京都市北区)

RVパークに駐車するバスコン

金閣寺まで徒歩圏内! 1日1台限定のRVパーク

なんと、世界遺産の金閣寺まで徒歩約20分という驚きのロケーション。さらに1日1台限定というスペシャル感が際立つのが「RVパーク 京都北」です。

金閣寺の全景

京都といえば金閣寺。歩いて行けるのがうれしい

京都市北区の住宅街にありますが、周辺には歴史ある神社仏閣が点在。徒歩約1分の場所には、国の登録有形文化財に指定されている「船岡温泉」もあり、レトロな雰囲気の銭湯で旅の疲れを癒やせます。さらに京都屈指のパン激戦区として知られる西陣・紫野エリアも近く、歴史ある街並みからグルメまで楽しみどころが多彩。

2台の電動アシスト自転車の横写真

RVパーク宿泊者が無料で使える電動アシスト自転車。2台用意されています

周辺の京都散策で役立つ電動アシスト自転車を無料で貸してくれるのも、このRVパークのいいところ。坂が多い京都ですが、自転車の助けを借りて、目当ての観光スポットをめぐってみるのもいいでしょう。また、敷地内には自由に使える物干し竿もあり、近隣コインランドリーで洗濯した衣類を干すこともできます。

RVパークのトイレ内観

広々個室のトイレ。キャンピングカーユーザー向けにダンプステーションも完備

「1日1台限定のため、静かな環境。大型車でもゆとりのあるサイトサイズで、サイドオーニングやイス・テーブルの展開もOKです。電動アシスト自転車の無料レンタルや物干し竿など、管理人さんの温かい心配りがうれしく、居心地のいいRVパークですよ」(山縣さん)

RVパーク 京都北

・所在地:京都府京都市北区紫野南舟岡町85
・利用料金(1泊): 5,000円
・利用可能台数:1台
・電源設備 〇(無料)、ゴミ処理 〇(無料)、入浴施設 〇(近隣・徒歩約1分)
RVパーク 京都北ウェブサイト

StandOut KYOTO(京都市南区)

StandOut KYOTOの外観

シャワー&洗濯無料で1泊3,300円! 連泊したくなる京都RVパーク

“街中でアウトドア”をコンセプトに2023年にオープンした「StandOut KYOTO」。BBQや焚き火、スカッシュ、ものづくりなどが楽しめる複合施設に併設されたRVパークです。名神高速道路・京都南ICからクルマで約10分とアクセスも良好。

StandOut KYOTOのRVパークサイト

サイトのサイズは長さ7.8×幅4.7m

「RVパークから鉄道の最寄り駅までは、いずれも徒歩30分ほどかかるため、近隣駅そばまでクルマで移動し、そこから電車に乗り換えるパーク&ライドがおすすめ。市街地の混雑を賢く回避して京都観光を楽しめます」(山縣さん)

また徒歩約5分のバス停からは、JR西大路駅や阪急電鉄・西院駅、市営地下鉄・四条駅にもアクセス可能。ただし、バス本数が1時間に2~3本(夜間は1本)と限られるので、事前に時刻表をチェックしてから利用しましょう。

RVパークのシャワーとロッカールームの2枚組写真

無料で使用できるシャワーとロッカールーム。シャンプー、ボディソープ、ドライヤーあり

設備面は、無料で使えるシャワー室のほか、24時間利用可能な洗い場や洗濯機(ともに無料)、乾燥機(7分100円)を完備。オプションでBBQサイトも予約できます。

「設備が充実していながら1泊3,300円という、お財布に優しい料金設定が魅力。連泊もしやすいと思います。特定の時間帯を無人(ノースタッフアワー)にするなど、現代的な運営スタイルを取り入れているのも特徴。気兼ねなく、自分のペースでゆったり滞在できますよ」(山縣さん)

StandOut KYOTO

・所在地:京都府京都市南区久世東土川町243-2
・利用料金(1泊): 3,300円
・利用可能台数:2台
・電源設備 〇(1,100円)、ゴミ処理 〇(無料)、入浴施設 〇(シャワー)
StandOut KYOTOウェブサイト

京都観光は“クルマで回らない”が正解かも

今回紹介したRVパークは、京都観光を効率よく楽しむための“パーク&ライド拠点”として心強い存在。渋滞や駐車場探しのストレスを減らしながら、京都の名所をスマートにめぐることができます。

ちなみに山縣さんの京都“推し”スポットを聞いてみると、「うーん、見どころが多すぎて難しいですが……鈴虫寺(華厳寺)ですね。紅葉時期の赤と緑のコントラストがとにかく美しく、そして一年中鳴くといわれる鈴虫の音色に癒やされました。住職の“鈴虫説法”も面白かったですよ」

山縣麻人さんプロフィール

キャンピングカーの前でピースサインする男性

やまがた・あさと / くるま旅クラブ 事務局長。ピクセルドライブ株式会社 代表取締役。2018年よりカムロードベースのキャブコン「オルビスユーロ」で日本一周の旅を開始。現在も新しい場所への探訪を続けている。キャンピングカー歴7年の経験を生かし、2022年からはくるま旅クラブの事務局長としてキャンピングカーユーザーのサポートに日々奮闘。「キャンピングカーは行楽にも防災にも使える万能な存在」という信念のもと、実体験に基づいた情報発信を心がけている。

「くるま旅クラブ」とは

一般社団法人日本RV協会の子会社・くるま旅クラブ株式会社が運営する有料の会員制クラブ。キャンピングカーオーナーや車中泊旅を楽しむユーザーに向け、車中泊ができる提携施設や割引特典などを提供。2026年1月現在の会員は約2万1000人。
くるま旅クラブウェブサイト

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