冬の宮城・車中泊旅に推したいRVパーク3選! 温泉・グルメ満喫&仙台観光の拠点に最適!
仙台から1時間圏内でアクセス抜群!冬の寒さもグルメも解消する「利便性最強」スポット冬の宮城県で快適な車中泊をするなら注目! 温泉と食事処がすぐそばで、仙台へのアクセスも良好、そして+αの体験ができるRVパークを、くるま旅クラブ事務局長・山縣麻人さんが厳選。寒い季節でも安心で快適、そして楽しい3施設を紹介します!
温泉、食事、仙台1時間圏内を満たすRVパークを厳選!
杜の都・仙台、日本三景・松島、そして戦国大名・伊達政宗ゆかりの地として、歴史と文化、自然が調和する宮城県は車中泊旅にぴったりのエリア。今回は宮城県のなかでも、特に快適な「温泉を楽しめるRVパーク」を紹介します。
「宮城県は東北の中でも関東寄り。首都圏から仙台まで約5時間ほどですが、東北自動車道、常磐自動車道を使えば、そこまで負担なくアクセスできます。観光スポットも多く、車中泊旅におすすめのエリアですよ」。そう話してくれたのは、キャンピングカーや車中泊ユーザー向けの会員制サービス「くるま旅クラブ」事務局長の山縣麻人さん。
現在、東北地方にはRVパークが55か所、宮城県内には10か所が登録されています(2025年10月中旬時点)。その中から山縣さんが選んだのは「温泉併設または徒歩圏」、「食事処が併設または近接」、「仙台市から1時間圏内」という利便性を備えた3か所のRVパーク。
「RVパーク」とは、日本RV協会が認定した有料の車中泊専用スポット。車中泊に必要な設備がそろっています。写真はRVパーク 台ヶ森
「寒い冬の夜、RVパークからすぐに温泉や食事処を利用できるのは大きな魅力。体を温め、おなかも満たして、そのまま快適に車中泊できる。宿泊前後は仙台にも行きやすく、観光の拠点にも最適なんです。それに加えて、ちょっぴり特別な体験ができるRVパークを選定してみました」(山縣さん)
宮城県の車中泊旅で、快適さと楽しさを両立できる “いいとこどり”RVパーク3選を、さっそくチェックしてみましょう。
RVパーク まほろば
温泉と一緒に蔵王牛や東北郷土料理も堪能!
宮城県蔵王山の麓、ノスタルジックな風情漂う遠刈田(とおがった)温泉郷。その一角にある日帰り温泉施設「まほろばの湯」に併設されたRVパークです。
まほろばの湯は、源泉かけ流しの湯と蔵王の恵みを生かした食を楽しめるのが魅力。日本最大級の巨石露天風呂や、ナノミストのマイナスイオンサウナは美肌効果が期待できると評判。内湯や足湯、貸切風呂も完備し、旅の疲れをじっくりと癒やせます。
くぬぎ庵の営業時間は平日11時~21時(LO.19時30分)、土日祝は11時~22時(LO.20時30分)
館内で食事をするなら「くぬぎ庵」へ。武田信玄の末裔が住んでいた古民家を移築再生した食事処で、東北郷土料理や地酒などをゆったりと味わえます。
まほろばの営業時間は平日17時~22時(LO.21時)、土日祝11時~14時(LO.13時0分)・17時~22時(LO.21時)。水曜定休
さらに、まほろばの湯の向かいにある炭火焼肉「まほろば」(要予約)では、蔵王牛の上カルビ、ランプ、イチボなどのご当地牛も堪能できます。がっつりお肉を味わいたいなら、こちらがおすすめ。
電源使用料は1日600円、ゴミ処理対応でゴミ袋1枚につき100円。給水は18時30分まで可能(飲料水20Lまで)
「温泉とご当地グルメ、どちらも満喫できる贅沢なスポット。車中泊設備もしっかり整っていながら、1泊2,400円という価格設定も魅力です」(山縣さん)
仙台中心部まではクルマで1時間ほど。またRVパーク周辺には牧場の動物たちとふれあえる「蔵王ハートランド」(クルマで約10分)、宮城県最大規模の「えぼしスキー場」(クルマで約20分)などレジャースポットも点在し、季節ごとに違った表情を楽しめます。
施設情報:RVパークまほろば
所在地:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉新地東裏山34-27
電話:0224-34-2114
利用可能台数:8台
利用料金(1泊):2,400円
入浴施設:まほろばの湯
営業時間: 平日9時~20時30分、土日祝7時~22時
入浴料:平日700円(9時~17時)/600円(17時~20時30分・最終受付20時)、土日祝800円(7時~17時)/700円(17時~22時・最終受付21時30分)ほか
定休日:毎月曜・祝日の場合は翌休、年末年始
RVパークまほろばウェブサイト
RVパーク 台ヶ森
犬連れ車中泊旅にうれしい設備やサービスが満載!
江戸時代より350年の歴史を誇る宮城県大和町の台ヶ森温泉。この温泉郷唯一の旅館が、2023年4月に「台ヶ森温泉山野川旅館 DogVillage台ヶ森」としてリニューアルオープン。RVパークやカフェ、ドッグランなどを備え、愛犬とともに癒やしの車中泊が叶う施設となりました。
RVパーク利用者は7時30分~19時30分まで入浴可能。一般の日帰り入浴は9時~18時
泉質は硫黄を含む塩化物泉。江戸時代に半身不随の武士の病を治したという伝説をもつ霊泉で、切り傷や神経痛などの回復が期待できるのだとか。
RVパークの区画内ではカセットコンロの調理が可能。焚き火、直火での調理は禁止
すべてのサイトに15Aの電源付き(無料)
「食事は前日までの予約で、夕食・朝食(有料)とともに旅館ならではの和食メニューをいただけます。チェックイン時にオーダーすれば、ワンちゃん用の食事(有料)も用意可能。旅館の食事処でワンちゃんと一緒に食事ができるのは、愛犬家にとってうれしいポイントではないでしょうか」と山縣さん。
ドッグランは10時~17時営業、月・火曜休み(祝日の場合は営業、翌休)。料金は1日フリータイム平日1,100円、土日祝1,400円ほか
さらに愛犬との車中泊旅において助かるのが、多彩なドッグラン(有料)が整備されていること。東北最大級の広さを誇る森のドッグランや、サイズ別の芝エリア、エアコン完備の屋内ドッグランがあり、愛犬がのびのびリフレッシュできること間違いなし。
仙台中心部まではクルマで50分ほどとアクセス良好。愛犬と一緒に宮城の車中泊旅を楽しむ拠点としておすすめのRVパークです。
施設情報:RVパーク 台ヶ森
所在地:宮城県黒川郡大和町吉田台ヶ森13
電話:022-725-8613(月・火曜のぞく10時~17時)
利用可能台数:6台
利用料金(1泊):平日4,000円、土日祝前日4,500円、GW・お盆・年末年始・特定日5,000円
入浴施設:台ヶ森温泉山野川旅館
営業時間: 7時30分~19時30分(RVパーク利用者)
入浴料:大人650円ほか
定休日:不定休
RVパーク 台ヶ森ウェブサイト
RVパーク 陣中 牛タンファクトリーガーデン
「こちらのRVパークは温泉併設ではありませんが、仙台の牛タン専門店『陣中』の工場敷地内に併設されており、車中泊しながら思う存分に牛タンが堪能できるんです。もちろん温泉までは徒歩圏内(約9分・約800m)なので安心してください!」と山縣さんが推してくれたのが、RVパーク 陣中 牛タンファクトリーガーデン。
すべての車中泊サイトにBBQ用の焼き炉、屋根付きのピクニックテーブル、芝生スペースを完備した贅沢仕様。予約時に食事メニューを注文しておけば、牛タンを中心としたBBQが楽しめます。
BBQ施設利用料は大人1名300円、小学生以下は無料
食事メニューの一例を挙げると、「工場限定 牛タンしお食べ放題」(大人・中学生以上4,200円/小学生以上2,500円)は牛タン、テールスープ、五穀ライス、焼き野菜、サンチュが150分食べ放題。ほかにもセットメニューや単品メニューなどが豊富にラインアップ。
写真は「ガーデンセットプレミアム」(1人前8,000円)。極上タン塩(150g)、牛ハラミ(50g)、和肉ジビエ(120g)、牛タン赤ワイン煮などの豪華なセット
「炭火で塩麹熟成牛タンを焼いて食べる特別感がたまりません。天候不良時には大型ビニールハウスも使用OK。また、併設のレストランで、さまざまな牛タン弁当が購入できます。選べるスタイルがいいですね」(山縣さん)
温泉はRVパークから徒歩約9分にある “サイクリストにやさしい宿”がコンセプトの「輪りんの宿」で日帰り入浴が可能。
地下1,200mから湧く温泉はアルカリ性の泉質で、神経痛や関節痛などの回復効果に期待。広々とした大浴場の露天風呂からは、広浦湾や蔵王連峰が見渡せる絶景ビューが楽しめます。
RVパークはペットの同伴OK。ドッグランもある
「RVパークは仙台東部道路・名取ICから約5分とアクセス良好。仙台中心部へもクルマで30分ほど。周辺にはコンビニやスーパー、飲食店が複数あり、旅の拠点としても便利ですよ」(山縣さん)
施設情報:RVパーク 陣中 牛タンファクトリーガーデン
所在地:宮城県名取市閖上東3-9-1
電話:0120-70-4129(10時~18時)
利用可能台数:14台
利用料金(1泊):3,000円
入浴施設:輪りんの宿
営業時間: 10時~20時(最終受付19時30分)
入浴料:市外大人650円、市民大人600円ほか
定休日:第2水曜
RVパーク 陣中 牛タンファクトリーガーデンウェブサイト
温泉+おいしい車中泊スポットで宮城県を旅しよう
寒い季節の車中泊旅こそ、心と体を温めてくれる温泉は欠かせません。今回紹介したRVパークは温泉に加え、食事や+αの体験が楽しめる場所ばかり。山縣さんが厳選したRVパークで宮城県や仙台の車中泊旅を楽しみましょう。
山縣麻人さんプロフィール
やまがた・あさと / くるま旅クラブ事務局長。2018年よりカムロードベースのキャブコン「オルビスユーロ」で日本一周の旅を開始。現在も新しい場所への探訪を続けている。キャンピングカー歴7年の経験を生かし、2022年からはくるま旅クラブの事務局長としてキャンピングカーユーザーのサポートに日々奮闘。「キャンピングカーは行楽にも防災にも使える万能な存在」という信念のもと、実体験に基づいた情報発信を心がけている。
「くるま旅クラブ」とは
一般社団法人日本RV協会の子会社・くるま旅クラブ株式会社が運営する有料の会員制クラブ。キャンピングカーオーナーや車中泊旅を楽しむユーザーに向け、車中泊ができる提携施設や割引特典などを提供。2025年7月現在の会員は約2万1000人。
くるま旅クラブウェブサイト
特集の記事一覧
秋のドライブ旅まとめ
2025.11.04海ほたるはグルメ天国! 立ち寄り必須、東京湾アクアライングルメ図鑑
2025.10.21
秋のドライブ&遠征を快適にする紅葉名所・プレイリスト・夜行バステクまとめ
2025.10.21
道の駅八千穂高原「限定グルメ5選」実食!こだわりすぎの絶品メニュー
2025.10.20
秋の車中泊旅は「温泉付きRVパーク」湯治・隠れ家・富士山の個性派5選【関東近郊】
2025.10.20
推し活バス旅ガイド 夜行バス移動が快適になる! 推し活遠征民が愛用する神グッズ&神テクまとめ
2025.10.15
【長野】道の駅八千穂高原の人気の秘密と地元推し土産5選を徹底調査
2025.10.15