原っぱの桜の木の下に駐車する軽バン
協力=くるま旅クラブ / 編集=後藤ちり

桜名所の近くで車中泊! お花見×車中泊におすすめの関東近郊RVパーク5選

夜桜も朝イチの桜もすぐに気軽に楽しめる! 春ならではのクルマ旅へ

お花見シーズンの渋滞や駐車場探しを少しでもラクにするなら、桜名所近くのRVパークで車中泊するのが正解! 夜桜のライトアップを楽しんだあとは、そのままRVパークで車中泊。翌朝は静かな桜並木を散歩――そんな贅沢なお花見が叶う関東近郊のRVパークを厳選して紹介します。

目次

春こそ車中泊でお花見旅へ

桜並木の道路を走る赤いクルマ

※画像はイメージです

春は車中泊旅のベストシーズン。寒さや暑さの対策が最小限で済むため、気軽に“くるま旅”を楽しめます。くるま旅クラブ事務局長の山縣麻人さんも、「春や秋は車中泊デビューにもおすすめの季節。初心者でも快適に楽しめるはずですよ!」と話します。

山縣さん自身、車中泊歴27年のベテランで、現在はキャブコンタイプのキャンピングカーで旅を満喫中。そんな山縣さんに春におすすめの車中泊旅を聞いてみると……。

「春はやっぱり桜、お花見。満開のタイミングを狙って、機動力のある車中泊旅に出かけてみてはいかがでしょう? 車中泊の旅なら混雑や渋滞を避けつつ、朝一番の桜を楽しんだり、場所によってはRVパークの車内で、ゆったり夜桜を愛でながら一献……なんてことができるかも。これぞ車中泊ならではの魅力です」(山縣さん)

今回は、山縣さんが厳選した桜の名所近くのRVパーク5選を紹介します。季節の美しさを、自分のペースで存分に味わう旅へ出かけましょう。

RVパークみうら/神奈川県

桜と海を一望する絶景ビュー!

軽キャンピングカーとトイレの建物

神奈川県三浦半島の南西部、海もほど近い「RVパークみうら」。ここを拠点に出かけたいお花見スポットは、クルマで15分ほどの横須賀市・衣笠山公園。「さくら名所100選の地」にも選ばれ、春には多くの人でにぎわう人気スポットです。

桜の花越しに見る山の風景

2026年3月26日~4月5日まで「衣笠さくら祭」を開催予定

「約2,000本の桜が咲き誇る景色は圧巻。園内の坂道を上った先に、桜と海を同時に望める絶景の“ご褒美ビュースポット”があるんですよ。私のお気に入りの場所です」(山縣さん)

炊事場でまな板の上にのせた真鯛

海の近くのRVパークなら、獲れたての海の幸が手に入るかも!?

RVパーク周辺には、大型農産物直売所「JAよこすか葉山 すかなごっそ」やイチゴ、ミカン狩りができるスポットも。また、三崎朝市へもアクセスしやすく、旅の楽しみが広がります。

「衣笠山公園でお花見を楽しんだあと、RVパークみうらで車中泊。帰りは“三崎のマグロ”を味わうのが私の鉄板ルートです」(山縣さん)


【施設情報】RVパークみうら
・所在地:神奈川県三浦市初声町和田1703-1
・電話:090-3813-5262(予約はこちら
・利用可能台数:3台
・利用料金(1泊):3,000円
・チェックイン / アウト:IN 13時~21時/ OUT ~11時
・オプション・設備など:電源 〇(無料)、ゴミ処理 ×(一時ゴミ処理休止中)、入浴施設 〇(クルマ移動・海と夕日の湯)、サイドオーニング展開 〇、車外でのイス・テーブル展開 〇、ペット 〇
RVパークみうらウェブサイト

RVパークつくば/茨城県

巨大獅子頭と桜の異色コラボ!?

駐車場にずらりと並んだキャブコンタイプのキャンピングカー

常磐自動車道・桜土浦IC近くの「RVパークつくば」での車中泊と合わせて行きたいお花見スポットが、クルマで約30分(常磐自動車道利用)の石岡市にある「常陸風土記(ひたちふどき)の丘」。歴史や文化の体験施設として知られていますが、実は桜の名所としても人気のスポットです。

常陸風土記の丘のシダレザクラ

常陸風土記の丘のシダレザクラ

園内にはソメイヨシノ、シダレザクラ、ボタンザクラなど約500本の桜が植えられ、3月下旬から4月上旬まで次々と開花していきます。とくに池の周辺に広がるシダレザクラのトンネルは、息をのむほどの美しさなのだとか。

公園に設置された巨大獅子頭のオブジェ

石岡市のお祭りに登場する獅子頭を巨大化した展望台

「常陸風土記の丘の桜のお花見は、長い期間楽しめる点がポイント。園内にある巨大な“獅子頭”と桜のコラボは、絶対に写真に収めたくなるはず(笑)」(山縣さん)

砂利の駐車場

1区画のサイズは長さ7m×幅4.5m。全区画に電源設備が付いていて安心

RVパークつくばの周辺は、コンビニやスーパー、ホームセンター、飲食店も充実。筑波山や霞ケ浦など茨城のアウトドアスポットへもアクセスしやすく、お花見&アクティビティの拠点にも最適です。


【施設情報】RVパークつくば
・所在地:茨城県つくば市大角豆(ささぎ)2012-678
・電話:080-4386-1863
・利用可能台数:6台
・利用料金(1泊):3,000円
・チェックイン / アウト:IN 14時~18時/ OUT 0時~10時
・オプション・設備など:電源 〇(無料)、ゴミ処理 〇(無料)、入浴施設 〇(クルマ移動)、サイドオーニング展開 〇、車外でのイス・テーブル展開 〇、ペット 〇
RVパークつくばウェブサイト

RVパーク オートキャンプTR大塚/茨城県

夜桜観覧→極楽湯の黄金ルート

RVパークの1区画

25時まで営業しているスーパー銭湯「極楽湯 水戸店」まで徒歩100歩という、車中泊ユーザーにとってこれ以上ない便利な立地が魅力の「RVパーク オートキャンプTR大塚」。

「お花見はクルマで20分ほどの千波(せんば)公園がおすすめ。園内の湖沿いが桜並木になっていて、散歩がてら歩くと最高に気持ちいいですよ」(山縣さん)

桜越しに臨む湖

千波公園では約700本の桜が開花する

この千波公園をはじめ、日本三名園のひとつである偕楽園などでは、例年3月下旬から4月中旬まで「水戸の桜まつり」を開催。夜桜ライトアップやステージイベントなどもあり、見どころも満載です。

池で泳ぐコクチョウ

コクチョウなどの野鳥が棲息し、ハクチョウも飛来する大塚池はRVパークのすぐそば

また、RVパークから徒歩300歩にある大塚池も要注目。外周は約2.6kmの遊歩道になっていて、桜や野鳥観察をしながらウォーキングを楽しめます。

美しい桜の余韻に浸りながら、夜はお風呂でゆったり。そんな春の車中泊旅が叶います。

RVパークのサイト

サイトの正面をネットで塞げるので、小型犬はサイト内フリーOK

【施設情報】RVパーク オートキャンプTR大塚
・所在地:茨城県水戸市大塚町1015-1
・電話:090-8586-3625(予約はこちら )
・利用可能台数:9台
・利用料金(1泊):4,500円~
・チェックイン / アウト:IN 14時~/ OUT ~11時
・オプション・設備など:電源 〇(無料)、ゴミ処理 〇(無料)、入浴施設 〇(徒歩圏内・極楽湯 水戸店)、サイドオーニング展開 〇、車外でのイス・テーブル展開 〇、ペット 〇
RVパーク オートキャンプTR大塚

RVパーク 古代蓮の里/埼玉県

花の園で1日2台限定の車中泊

アスファルトのRVパークサイト

埼玉県行田市の「RVパーク 古代蓮の里」が位置するのは、関東を代表する蓮の名所として知られる広大な公園。6月中旬~8月上旬に一斉に花開く蓮のほか、桜、ボタン、アジサイ、彼岸花など、四季を通してさまざまなお花見ができるスポット。

花開いた蓮

蓮の開花時期は6月中旬~8月上旬。美しい花を観賞できるのは朝7~9時の間!

「行田蓮(古代蓮)など42種類、約12万株が植えられている蓮がメインの公園ですが、園内には桜も約200本。満開の桜の下でのんびりできるお花見広場もあるんです」(山縣さん)

桜並木と菜の花の写真

桜と菜の花の共演が楽しめる熊谷桜堤。見ごろは3月下旬~4月上旬

さらにRVパークからクルマで約30分のところには、桜の名所として人気の「熊谷桜堤(くまがやさくらつつみ)」が。「同時期に咲く菜の花の黄色い絨毯と淡い桜が続く景色は感動もの!」(山縣さん)

RVパークの利用可能台数は1日2台限定という贅沢な環境で、花好きには見逃せない車中泊スポットとなっています。


【施設情報】RVパーク 古代蓮の里
・所在地:埼玉県行田市小針2375-1
・電話:048-559-0770
・利用可能台数:2台
・利用料金(1泊):3,300円
・チェックイン / アウト:IN 14時~17時/ OUT 9時~11時
・オプション・設備など:電源 〇(無料)、ゴミ処理 〇(無料)、入浴施設 〇(クルマ移動・茂美の湯)、サイドオーニング展開 〇、車外でのイス・テーブル展開 〇、ペット 〇
RVパーク 古代蓮の里ウェブサイト

RVパーク 寿萬亀(じゅまんがめ)/千葉県

お花見の余韻に浸れる酒造RVパーク

酒造併設のRVパーク外観

千葉県鴨川市にある「亀田酒造」の店舗横がRVパークになっていて、10台もの車中泊利用が可能。RVパークにいながら、歴史ある酒造の雰囲気を楽しめるのが魅力です。

佐久間ダム湖親水公園の桜風景

佐久間ダム湖親水公園では例年、桜を楽しむイベントを開催

温暖な気候で知られる房総半島南部に位置する鴨川市。お花見どころも多彩ですが、RVパーク近くならクルマで約20分の佐久間ダム湖親水公園へ。散策路にはソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラなど約2,200本もの桜が次々と開花します。

酒屋店内とグラスについだ日本酒と一升瓶

亀田酒造は宝暦年間(1751~1764年頃)創業の由緒ある酒蔵

「もう少し時期を早めれば、スイセン、早咲きの頼朝桜(河津桜)、菜の花も楽しめます。夜はRVパークで花見の余韻に浸りながら、亀田酒造のおいしいお酒で乾杯。これぞ大人の休日です(笑)」(山縣さん)

休憩所

RVパーク内には、飲食OKの無料休憩所も。エアコン、テレビ、冷蔵庫があり自由に使えます。22時消灯

【施設情報】RVパーク 寿萬亀
・所在地:千葉県鴨川市仲329
・電話:090-3144-6249(9時~18時)
・利用可能台数:10台
・利用料金(1泊):4,290円
・チェックイン / アウト:IN 16時30分~0時/ OUT 0時~9時
・オプション・設備など:電源 〇(無料)、ゴミ処理 〇(660円)、入浴施設 〇(クルマ移動・亀の井ホテル)、サイドオーニング展開 〇、車外でのイス・テーブル展開 〇、ペット 〇
RVパーク 寿萬亀ウェブサイト

お花見してからRVパーク泊がおすすめルート

原っぱの桜の木の下に駐車する軽バン

※画像はイメージです

「ルート的にはお花見を楽しんでから、RVパークでその余韻に浸りながら車中泊するのがゆったりできておすすめです。帰り道も花が咲き誇るルートを選べば、最後までお花見を堪能できるのではないでしょうか」と山縣さん。

ただしこの時期、夜は意外と冷え込むこともあるので、上着やちょっと厚手の寝具なども用意しておくと安心です。今年の春は車中泊で、ひと味違うお花見に出かけてみましょう。


※飲酒運転および20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。飲酒される方はハンドルキーパーの確保や運転代行を利用してください。

山縣麻人さんプロフィール

キャンピングカーの前でピースする男性

やまがた・あさと / くるま旅クラブ事務局長。2018年よりカムロードベースのキャブコン「オルビスユーロ」で日本一周の旅を開始。現在も新しい場所への探訪を続けている。キャンピングカー歴7年の経験を生かし、2022年からはくるま旅クラブの事務局長としてキャンピングカーユーザーのサポートに日々奮闘。「キャンピングカーは行楽にも防災にも使える万能な存在」という信念のもと、実体験に基づいた情報発信を心がけている。

「くるま旅クラブ」とは

一般社団法人日本RV協会の子会社・くるま旅クラブ株式会社が運営する有料の会員制クラブ。キャンピングカーオーナーや車中泊旅を楽しむユーザーに向け、車中泊ができる提携施設や割引特典などを提供。2026年1月現在の会員は約2万1000人。
くるま旅クラブウェブサイト

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