今日は何の日? くるま記念日2024年10月前半【10月15日~30日】
文=津島 孝/監修=一般社団法人 日本記念日協会

10月30日はマナーの日! 運転中のマナーについて見直してみよう

【10月15日~31日】知っているとちょっと自慢できる自動車関連の記念日を解説!

今日は何の日?……何げなく過ごしている今日という日も、「何かの記念日」になっていることをご存じですか? 10月15日~31日までの後半は、プロドライバーに敬意を表するドライバーの日や、運転中にも気をつけたい「マナーの日」を紹介します。

10月16日 世界食料デー

国際連合(国連)の「世界の食料安全保障と栄養の現状」報告書によると、2022年には世界で約7億3500万人が飢餓に直面している。世界食糧デーは、世界の食料問題を考える日として1981年に国連が制定した国際デー。当日は150に及ぶ国々で、たくさんのイベントや取り組みが行われる。日付は国連食糧農業機関(FAO)が創立された1945年10月16日に由来。FAOは、すべての人が健康的な食事をとれるように、栄養不良・飢餓・極度の貧困を解決することを目的としている。

世界食料デーのイメージ画像

世界食料デーの目的は、世界中で起きている栄養不良や飢餓、貧困を解決していくこと。寄付やボランティアに協力したり、食品ロスを考えたりすることで、我々も飢餓で苦しむ人々を支援できる

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10月18日 ドライバーの日

暮らしを支えるトラック、バス、タクシー、宅配業などのプロフェッショナルなドライバーに「ありがとう」の気持ちを伝えたい。そんな思いを込めるとともに、プロドライバー全体の地位向上を目指して株式会社物流産業新聞社が制定。現在は多くの業界でドライバー不足が深刻になっているが、職場環境や給与面などの待遇改善も進み、今後は転職者などの増加が期待されている。日付は10と18で「ドライバー」と読む語呂合わせから。
※一般社団法人日本記念日協会認定日

乗務するタクシードライバーの写真

プロドライバーとは、クルマの運転技術に優れ、さまざまなスキルを身に付けた運転のスペシャリストのこと。人や物を運び、我々の生活を守るプロドライバーに、この日は感謝の気持ちを伝えたい

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10月19日 海外旅行の日

日付は「遠く(10)へ行く(19)」の語呂合わせ。異なる文化や伝統に触れる海外旅行は、日常から離れた体験ができて楽しい。海外でクルマを運転するときは、国際運転免許証(国外運転免許証)が必要。ジュネーブ条約に加盟している国や地域であれば、運転が可能になる。ただし、国際運転免許証だけでは運転できない国もあるので、日本の運転免許証も必ず携帯しよう。国際運転免許証の有効期間は発給日から1年間で、更新制度はない。

国際運転免許証とパスポートのイメージ画像

警察庁によると、2022年の国外運転免許証交付件数は約17万件。2019年の約34.6万人には届かないが、コロナ後は海外渡航者も増加傾向にある

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10月24日 軽貨物の日

軽貨物業の社会的な認知と地位向上、健全な発展を図ることを目的に、一般社団法人軽貨物ロジスティクス協会が制定。軽貨物とは、貨物車両用の軽自動車、あるいは軽自動車による運送事業のこと。登録した車両には黒のナンバープレートが与えられる。国土交通省が2022年10月24日に「軽貨物車両の自由化」を発表し、以後の軽貨物市場に大きな影響を与えた日と考えられることから、この日が記念日の日付に決まった。
※一般社団法人日本記念日協会認定日

運送中の貨物車両用軽自動車と女性の配送員

軽貨物車両自由化によって、それまで車検証上の用途が貨物である車両に限って認められていた貨物軽自動車運送事業を、自家用の軽乗用車でも行えるようになった

10月26日 きしめんの日

手羽先、どて焼き、名古屋コーチン……、愛知県の名物は数々あるが、きしめん推しの人も多いだろう。農林水産省によると、きしめんとは厚さ1㎜、幅7~8㎜ほどの平たいうどんのこと。うどんよりもツユが染みやすく、しっかりした味付けが特徴だ。そんなきしめんを多くの人に食べてほしいと、愛知県製麺工業協同組合が制定した記念日。日付の10月26日は、食欲の秋(10月)と、きしめんのツルツル感を2(ツ)と6(ル)で表現した。
※一般社団法人日本記念日協会認定日

愛知県名物のきしめんのイメージ

茹でた麺に熱いツユをかけ、油揚げや鶏肉、鰹節、ネギなどを入れて食べることが多く、寒い季節はよりおいしく感じる「きしめん」。八丁味噌味やカレー味も美味。愛知の郷土料理を求めて秋ドライブに出かけてみよう

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10月29日 オートレース発祥の日

1950年10月29日、千葉県船橋市の船橋競馬場で国内初のオートバイによる競技が開催された。最高速度150kmで着順を競うオートレースは、競馬、競輪、競艇と並ぶ公営競技のひとつ。ブレーキがないバイクでスピードとテクニックを競う圧巻のレースをより多くの人に愛してほしいと、公益財団法人JKA(Japan Keirin Autorace foundation)がこの日を記念日に制定した。オートレースの収益金は、機械工業の振興や社会福祉などに役立っていることを広く告知する目的もある。
※一般社団法人日本記念日協会認定日

迫力あるオートレースのシーン

オートレース選手養成所によると、オートレーサーは全国で約400人。最年少は19歳、最高齢は77歳と年齢は幅広く、22人の女性レーサーも活躍中。オートレーサーの平均年収は約1,460万円(2023年実績)

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10月30日 マナーの日

社会生活を円滑に行うために欠かせないマナーを見直し、役立ててもらいたいという願いを込めて、NPO法人日本サービスマナー協会が制定。協会では接客サービス研修や検定試験など、サービスマナーの普及と向上に取り組んでいる。クルマの運転でもマナーは大切。初心運転者標識や高齢運転者標識などを表示したクルマとは車間距離を十分にとる、学校や病院などが周囲にある道路では速度を落とすなど、道路状況に応じた気遣いは運転の基本だ。日付は協会が設立された2008年10月30日に由来。
※一般社団法人日本記念日協会認定日

車内からタバコを捨てるイメージ画像

車窓からタバコやゴミを捨てる、障がい者用の駐車スペースを健常者が使用するなど、他者への迷惑になる行為には十分に注意。運転中も相手を思いやる気持ちを大切にしよう

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10月31日 ガスの記念日

日本で最初のガス燈(灯)は、1872(明治5)年10月31日に神奈川県横浜市の馬車道や本町通りに設置された。当時は常設の街灯がほとんどなく、ガス燈は近代日本のひとつの象徴となる。それを記念して、都市ガス事業の役割をより多くの人に伝えることを目的に一般社団法人日本ガス協会が制定。馬車道沿いの関内ホール前には記念碑があり、周辺には往時のガス燈もいくつか復元されている。横浜をドライブしながら文明開化の灯りを探してみては?
※一般社団法人日本記念日協会認定日

横浜馬車道に復元されているガス燈

横浜馬車道の関内ホール前には「日本で最初のガス燈」のプレートがあり、周辺のガス燈もいくつか復元されている。街灯の発展史は、交通安全の歩みにもつながる

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