エンジンオイルは何のためにある? 潤滑油を理解して省エネや省資源に協力しよう!
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日潤滑油には機械を動かす際の摩擦の軽減や冷却効果など、多くの役割がある。潤滑油を適切に使えば、省エネや省資源に役立てることも可能だ。エンジンオイルも正しく使ってこそ、クルマやバイクの性能を引き出せる。
7月10日は「潤滑油の日」
潤滑油に対する知識の普及を図るため、全国石油工業協同組合が制定した記念日。潤滑油とは、機械の部品を滑らかに動かすために使われる液体のこと。産業活動から家庭生活まで幅広く使われている。機械を効率よく動かしてエネルギー消費を抑える効果や寿命を延ばす効果もあり、同協会は潤滑油を適切に使えば省エネや省資源にもつながると訴える。
自動車用の潤滑油といえば、一般的にエンジンオイルを指す。エンジンオイルには「潤滑」のほかにも、金属部品同士の隙間を埋めて水やホコリの侵入を防ぐ「密封」、摩擦による熱を冷やす「冷却」、エンジン内のスス汚れなどを除去する「洗浄」、水分による金属の腐食や錆を防ぐ「防錆」など大事な役割がある。
エンジンオイルが重要といわれるのは、劣化するとエンジンの性能低下や故障につながる可能性があるためだ。この記念日をきっかけに、エンジンオイルの点検や交換を行ってはいかがだろうか? 日付は潤滑油の通称OIL(オイル)を半回転させると「710=7(月)10(日)」になることから。
※一般社団法人日本記念日協会認定日
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部品の摩擦などでオイル内の高分子化合物(ポリマー)がせん断され、潤滑や密封の性能が低下するなどの理由からエンジンオイルは定期交換が必要。走り方にもよるが、ガソリン車(ターボ車除く)で走行距離1万5000km、または1年での交換が目安といわれている