自動車盗難件数は減っているが新たな手口も。クルマと住宅を守る最新防犯対策とは?
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日自動車盗難や住宅侵入などの犯罪を防ぐための啓発活動が、全国で展開される日。自動車盗難は年間でどれくらい起こっているのか、有効な防犯対策とは何か? この記念日をきっかけに、もっと防犯意識を高めよう!
10月7日は「盗難防止の日」
自動車盗難や車上ねらい、住宅侵入盗難などの被害を防ぎ、その犯罪をなくすために、一般社団法人日本損害保険協会が2003(平成15)年に制定した記念日。10と7の語呂合わせで「盗難(トーナン)」と読めることから、日付は10月7日が選ばれた。記念日前後には全国各地で盗難防止に関する啓発活動が行われる。
2003年は自動車盗難や車上ねらいがピークとなった年で、自動車盗難の認知件数は6万4223件にのぼった。警察庁によると、2024(令和6)年は6,080件でピーク時の1割弱にまで減少したが、検挙率は約44%にとどまっており依然として課題が残されている。
自動車盗難の発生場所としては、一般住宅や駐車場が多く、近年では窓の隙間から針金を差し込んでドアを解錠する手口や、ハンマーなどでクルマのガラスを破壊する荒々しい犯行も増えてきた。盗難被害を防ぐためには、盗難防止機器の活用が有効。短時間でもクルマから離れる際には窓を完全に閉め、ドアロックをするなどの習慣も身に付けよう。
※一般社団法人日本記念日協会認定日
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車両の部品が盗難被害に遭う「部品ねらい」の認知件数では、ナンバープレートの被害が4割以上。盗難されたナンバープレートは他の犯罪に悪用されるケースがあるため、警察では防盗性が高い「盗難防止ネジ」の普及促進を図っている