旧型ランドクルーザーとアルファードが盗難急増! 警察庁が異例の注意喚起と対策を発表
CANインベーダーに要注意! 旧型ランクル&アルファード所有者が今すぐできる防犯対策は?2025年9月、警察庁は「STOP! 自動車盗難 今、狙われている車はこれだ!」を発表した。これまでは特定の車種名を挙げることはなかったが、今回は150系ランドクルーザープラド、30系アルファードと具体的な車種名を挙げてオーナーに警鐘を鳴らし、対策を講じるように促している。
ランドクルーザーとアルファードで全体の約40%!
2025年9月19日、警察庁は「STOP! 自動車盗難 今、狙われている車はこれだ!」を発表し、盗難件数が増えている150系トヨタ・ランドクルーザープラドと30系トヨタ・アルファードを所有するユーザーに対して警鐘を鳴らした。
ニュースなどでも連日報道されているが、特にSNSでは車両盗難に関する情報は途絶えない。一般社団法人日本損害保険協会が、2025年3月3日に発表した「第26回自動車盗難事故実態調査結果
」によると、車両本体盗難件数は、2024年は2,499件と2022年の2,656件、2023年の2,597件に対して減少傾向となっている。
その一方で、トヨタ・ランドクルーザー(プラド含む)の件数が、2024年は2023年の約1.8倍。構成比が14.7%から27.5%へと高まり、車両本体盗難の4台に1台を占めている。そして2位は11.6%のトヨタ・アルファードとなっており、車両盗難の上位2台のオーナーに対策を講じるよう注意喚起を行っている。
警察庁が特定の車種名を挙げて防犯対策を促すのは珍しい。それだけ車両盗難数が増加しているということなので、該当車両のオーナーは要注意!
セキュリティが脆弱な旧型モデルが狙われている!
クルマに詳しい人ならお気づきかと思うが、今回注意勧告を促した150系ランドクルーザープラドと30系アルファードは旧モデル。これは最新モデルの250系/300系ランドクルーザーや40系アルファードはセキュリティ機能が強化されているうえ、購入したオーナーも自己防衛のために、自宅の駐車場にカメラを設置するなど盗難対策を強化している人が多くなっているからだ。
対して旧型の150系ランドクルーザープラドや30系アルファードはセキュリティが脆弱なうえ、オーナーも年式が古く走行距離が延びているからという理由で、しっかりとした盗難対策を講じていない人が多い。こうした理由から旧型の150系ランドクルーザープラドや30系アルファードが窃盗団に狙われていると異例の注意喚起を行った。
最新モデルのランドクルーザー300やレクサスLXには指紋認証という最新のセキュリティ機能が採用されていて、車両盗難に対する対策が強化されている
旧型を所有しているなら万全のセキュリティ対策を!
警察庁は、車両盗難の対策として「メーカーによるセキュリティのアップグレード」、「自動車に対する防犯対策」、「駐車場に関する防犯対策」という3つの対策を呼びかけている。キ
カーセキュリティショップに取材すると、150系ランドクルーザープラドや30系アルファードは、新型に比べるとCANインベーダーという盗難方法に対して脆弱だと指摘されている。CANインベーダーとは、車両の通信システムを悪用した盗難手口で、旧型車ほど侵入しやすいとのこと。こういった盗難手口を防ぐためには、不特定多数に見られる場所に停めないことや、後付けのセキュリティ用品を装着するほかないとのこと。
最近では自宅駐車場だけでなく、ホテルや日帰り温泉の駐車場でも車両盗難が多発しているので、ハンドルロックやホイールロックといった防犯装置の使用も検討したい。
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