長く丁寧に扱い、心を込めてクルマを手入れするまていなオーナー44人が集合
文・撮影=萩原文博

長く丁寧に扱い、心を込めてクルマを手入れする”まてい”なオーナー44人が集合

ソフト99が初イベント開催 生産国、年代が異なるクルマが東京の秋を彩る

カー用品ブランドの株式会社ソフト99コーポレーションが、古くから日本に存在する“真”心を込めて“丁”寧に扱う「まてい(真丁)」の心をルーツに展開しているのが、“くるままていらいふ”。
これまではネットを中心に情報発信していたが、初めてとなるリアルミーティングを開催した。

目次

ソフト99が提唱する”まてい”とは?

イベント写真

秋の青空の中、東京タワーの見える東京プリンスホテルの駐車場で開催された

自動車用のワックス・コーティング、ガラス撥水剤、車内のお手入れ用品。さらに補修材やメンテナンス・アクセサリーなど幅広いカー用品を販売している株式会社ソフト99コーポレーション。このソフト99コーポレーション(以下ソフト99)が、クルマを長く大切にしているユーザーのカーライフを紹介しているのが“くるままていらいふ”だ。

2023年10月に発足した“くるままていらいふ ”は、古くから日本に存在する“真”心を込めて“丁”寧に扱う「まてい(真丁)」の心がルーツ。クルマは長く丁寧に扱い、心を込めて手入れすると、どんどんと愛着が湧き“愛車”と呼ばれるようなかけがいのないパートナーとなる。ソフト99は1台を長く乗り続けるカーライフスタイルを“くるまていらいふ”と称して、そういったユーザーに寄り添う活動を展開している。

お寺のクラウン 」、「父と娘のZ 」というユーザーと愛車とのストーリーを紹介する2つの動画で始まった“くるままていらいふ”は、特設サイトの「まていな人々」という新コンテンツとして、愛車へのこだわりと思いがあふれるインタビュー動画を2024年秋から配信。そして、今回初めてリアルミーティングとして「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」が、2025年11月22日東京プリンスホテル駐車場で開催された。

生産国や時代が異なる44台のクルマが集合、交流を図る

ゴルフ写真

初年度登録から35年が経過しているが、ヤレを感じさせない赤のボディ。走行距離もまだ10万kmと慣らしが終わった程度

90年式の真っ赤なVWゴルフCLiで参加した“おがみさん”は、5年前にお子さんが生まれるタイミングでこのゴルフを手に入れたそうだ。購入した時点で新車から30年が経過していたが、走行距離はわずか5万kmという貴重なクルマ。“おがみさん”が手に入れてから5年で5万kmを走行し、ようやく10万kmに到達。20万、30万kmを目指して、長く付き合っていきたいとのこと。

まったく色褪せのないピカピカのボディを保つ方法を聞くと、手洗い洗車と屋根ありの場所での保管と話してくれた。「フクピカ」や「ガラコ」といったソフト99商品は定番だからと愛用しているとのこと。

続いては、特別設定色の「ソーラーオレンジ」を纏った特別使用車のトヨタ86のオーナー“みほ”さんに話を聞いた。トヨタ86のフロントマスクに一目惚れして、購入を決意。この特別仕様車「ソーラーオレンジリミテッド」は訪れた販売店で偶然見つけて3年前に購入したそうだ。

86写真

限定色のソーラーオレンジを見て即決。洗車がストレス解消というだけあって、クルマはピカピカ。オレンジが秋の日差しに映える

洗車することが、日頃のストレス発散と話す“みほ”さん。週2~3回手洗いで洗車しているというトヨタ86のボディは黄色く染まった銀杏の木が映り込むほどピカピカに輝いている。ブレンボのブレーキから出るダストがブラックのアルミホイールに付着するので、「フクピカ」で拭いていると話してくれた。

納屋で長い時間過ごしたクルマを再現したレストア車両も

AE86とシルビア写真

友人同士ということもあり、オリジナルの内外装。ハーフのシートカバーなど時間を超えて現れた昭和のクルマというコンセプトが共通

そしてひときわ目を惹いたのが、Z世代と思える“mycarislevin ヒロト”さんのAE86カローラレビンGTと“えひ”さんのS13シルビアQ’s。AE86カローラレビン、S13シルビアQ’sともにオリジナルの状態をキープし、「納屋から時間を超えて現れた昭和のクルマ」を表現しているとのこと。

AE86カローラレビン、S13シルビアQ’sともにシートカバーを装着。“えひ”さんはこのシートカバーを3年間も探してネットオークションでゲット。昭和生まれの筆者にとっては青春を思い出させる仕様に涙ものだった。二人ともソフト99の「フクピカ」でガラスやボディを拭いたり、窓ガラスに「ガラコ」を塗ってクルマの手入れし、補修用の「タッチアップペン」も愛用していると話してくれた。

クルマを長く、美しく維持するためのカーケア講座も行われた

パーツテスト写真

Y30セドリックのフェンダーミラーに、ガラコを吹き付けるオーナー。雨だとホントに見えなくてと話してくれた

ソフト99のカーケア講座では、水がなくても洗車ができる「フクピカトリガー強力タイプ2.0」をはじめ、サビを分解して落とす「さび取りクリーム」、未塗装部品の白ぼけを消す「イケ黒 未塗装樹脂&ゴム光沢復活剤」、サイドミラー用の「ガラコミラーコートZERO」など実演を交えながら紹介し、気になるユーザーには無料で提供し、各自自分のクルマで早速使用し、効果を確かめていた。

閉会式では、「まていなクルマのグランプリ」を発表。きれいなボディラインとインペリアゴールドのボディカラーの保存状態の良さが多くのユーザーに評価された“ヨシキ”さんのクラウンに決定した。最後に“ヨシキ”さんのクラウンを囲んで記念写真で無事にイベントは終了した。

クラウンの写真

参加者が選んだグランプリの2ドアクーペのクラウン。オーナーのファッションもクラウンが発売された時代を彷彿させる

同一車種や同じブランドのクルマのオフ会は行われることは多いが、今回のミーティングのような車種も年式もバラバラのイベントは数少ない。しかしクルマを長く愛するという想いが同じオーナーが集まれば、車種の違いなどは小さなことにすぎないようだ。

ソフト99の「くるままていらいふ」について、詳しくはこちら

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