色がもたらす安全性と上質な暮らし。色が人の行動に与える意外な影響とは何か?
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日色は私たちの暮らしに深く関わり、心理や行動、安全性にまで影響を与える。ここでは、塗装の美粧性・機能性・簡易性を見直しながら、色彩がもたらす効果や役割を解説。赤や青などの色が持つ意味や、運転への影響も紹介しよう。
11月16日は「いいいろの日」
愛知県下で塗装と塗料に関する事業を営む業界団体「愛知昭和会」が、1991(平成3)年に制定した記念日。色が日常生活に与える影響を見直すとともに、塗装の持つ美粧性、機能性、簡易性などを広くアピールするのが目的だ。日付は11と16で「いいいろ」の語呂合わせから。
色は空間の印象や感情の表現、さらには食欲や集中力にも影響を与えることが知られている。色彩心理学では、色ごとに異なる心理的効果が研究されており、たとえば赤は興奮や活力を促し、青は落ち着きを与え集中力を高める。赤いステッチやレザーを用いてスポーティーに演出するクルマの内装も、色の持つ作用を巧みに利用している好例だ。こうした色の特性は日常のさまざまな場面で活用され、商品パッケージや広告などにも応用されている。
塗装は単なる装飾ではなく、建物や製品の保護、機能性の向上、そして空間の印象づくりに欠かせない技術。色の選び方ひとつで、暮らしの質や気分が大きく変わることもある。身の回りの色や塗装の役割に目を向けてみることで、日常の中にある「色の力」を再発見できるかもしれない。
※一般社団法人日本記念日協会認定日
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色には機能的な役割もある。赤は視認性が高く、注意を引く色として信号機の「止まれ」や消防車、踏切の非常ボタンなどに使用されている。進入禁止や車両通行止めなど、ドライバーが特に注意すべき交通標識にも赤が使われており、色の持つ警告性が安全の確保に直結している(写真=moonrise-stock.adobe.com)