オイルショックの教訓を忘れずに。石油の大切さとガソリンスタンドの社会的役割を考えよう!
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日1973(昭和48)年に発生した第一次オイルショックでは、世界的に原油価格が高騰して経済に大混乱を招いた。オイルショックの教訓を風化させず、石油の重要性やガソリンスタンドの社会的役割を改めて考える日。
10月6日は「石油の日」
社会インフラとして人々の生活に欠かせない石油の重要性や、石油販売拠点でもあるガソリンスタンド(サービスステーション=SS)の意義を多くの人に再認識してもらう目的で、株式会社燃料油脂新聞社が制定。日付は「106」を1=イ、0=オ、6=ルと見立て、並べ替えると「オイル(石油)」と読めることから10月6日が選ばれた。また、オイルショックを忘れないという教訓も込められている。
第一次オイルショックは、1973年10月6日に勃発した第四次中東戦争をきっかけにOPEC(石油輸出国機構)が原油価格を大幅に引き上げたことで、世界経済に深刻な混乱をもたらした出来事。中東の石油への依存度が高かった日本は大きな影響を受け、戦後初めてマイナス成長を記録。それまで続いた高度経済成長期は終焉を迎えた。現在も原油価格の変動は社会的な課題となっているが、オイルショックは石油依存の脆弱性を強く印象づける歴史的な転機となった。
※一般社団法人日本記念日協会認定日
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第一次オイルショックで原油が高騰し、消費者物価が急上昇。「狂乱物価」と呼ばれるほど物価が不安定になった。石油不足でトイレットペーパーの生産ができなくなるという供給不安から買い占め騒動も勃発する。政府は国民に石油の節約を呼びかけ、省エネルギー政策を推進した