走行中に突然赤いバッテリーマークが点灯!? このまま走行するのは危険?
その警告灯の意味、ご存じですか?【点灯したら要注意の警告灯】走行中に何やら見慣れぬマークが点灯……! そんな経験ありませんか? それはクルマの異常を知らせる「警告灯」または「表示灯」です。そんなマークのなかから、「要注意」または「危険な状態」を示す警告灯について、その種類と意味を解説します。
クイズです!
次の警告灯・表示灯の名称と意味、いくつわかりますか?
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(1)エンジン警告灯
(2)タイヤ空気圧警告灯
(3)ABS&ブレーキアシスト警告灯
(4)出力制限警告灯
(5)パワーステアリング警告灯
(6)充電警告灯(バッテリーランプ)
(7)油圧警告灯
(8)ブレーキ警告灯(赤)
(9)マスターウォーニングランプ黄色は注意、赤色のマークは危険な状態を示す!?
黄色(オレンジ色)のマークは要注意
黄色(オレンジ色)の警告灯は注意を促すために点灯します。緊急を要する警告ではありませんが、早めの点検や整備が必要な状態です。すぐに停車して状態を確認するほどではありませんが、そのまま走り続けることはせず、安全な場所に停車させ取扱説明書で状態を確認し、適切な対応を取りましょう。
赤色のマークは危険な状態を示す
赤い警告灯は危険な状態を表します。ISO規格(国際規格)では、安全な状態を緑、注意すべき状態を黄、危険な状態を赤と定めています。また赤は人間が直感的に危険だとわかる色でもあります。赤い警告灯が点灯した際はできるだけ速やかにクルマを停止させて対処する必要があります。ただし、赤い警告灯のなかでもパーキングブレーキの解除忘れなど、停止せずに対処できるものもあります。
↓警告灯・表示灯の意味はこちら!
黄色の警告灯が点灯したら早めの点検・整備を!
(1)エンジン警告灯
エンジンの制御系などに異常があるときに黄もしくはオレンジに点灯します。黄やオレンジの際は、異常はあるものの緊急性はないとされています。緊急性のある場合は点滅をしたり、赤色で表示されることがあります。点滅や赤色表示が確認できた場合は、速やかにクルマを停止させ自動車販売店や整備工場に連絡のうえ、適切な処置を取ってください。そのまま運転を続けるのは危険で、最悪トラブルが拡大するおそれがあります。
(2)タイヤ空気圧警告灯
タイヤの空気圧が低くなったときに点灯します。パンクの可能性があるので速やかにクルマを停止させ、タイヤが大きく変形していないかなどを確認してください。異常を感じたときは自動車販売店や整備工場に連絡のうえ、適切に処置してください。タイヤに異常がなくても、指定サイズ以外のタイヤに変更したとき、タイヤチェーンを装着したときなども点灯することがあります。また点滅や赤色点灯することもあります。車種などにより異なるので取扱説明書で確認してください。
(3)ABS&ブレーキアシスト警告灯
イグニッションをオンにすると一度点灯し、その後消灯します。点灯し続ける際はABSやブレーキアシストに異常があることを示していますが、通常のブレーキシステムは正常に働いています。また、ブレーキを強く踏んだ際に点滅するのはABSやブレーキアシストが作動していることを示しています。通常のブレーキで点滅するときは何らかの異常が考えられますので、自動車販売店や整備工場で点検を受けてください。
(4)出力制限警告灯
亀のアイコンというなんともユニークな警告灯は、ハイブリッド車やEV(電気自動車)などで駆動用バッテリーの残量が減って、適切な出力ができない(加速ができなかったり、速度を維持できない)状態や、バッテリーが適応範囲外の高温や低温となった際に点灯します。EVやPHEV(プラグインハイブリッド車)の場合は充電するのが第一段階の対処。EVやPHEVで充電しても消えない場合やハイブリッド車の場合は自動車販売店や整備工場で点検をしましょう。
(5)パワーステアリング警告灯
パワーステアリング系統に異常が感知された際に点灯します。黄やオレンジの点灯は緊急を要する事態ではありませんが、注意して運転しできる限り早く点検を受けてください。ただし、運転中にハンドルが重くなったり、戻らないといったことを感じたら速やかにクルマを停止させてください。赤で点灯した際はハンドル操作ができなくなる可能性もありますので、速やかにクルマを停止させ自動車販売店や整備工場に連絡してください。
これが点灯したら危険!? すぐに走行をやめて整備工場へ!
(6)充電警告灯(バッテリーランプ)
補機バッテリー(12Vバッテリー)の充電系統に異常が発生した際に点灯します。「バッテリー電圧が下がっていると点灯する」というものですが、バッテリー電圧が下がるのは充電できないからです。原因としては、オルタネーター(発電機)の故障、Vベルトの緩みなどが考えられます。充電できないとバッテリーに残っている電力のみで走行していることになるため、電圧が一定以上に下がれば確実にクルマは停止します。クルマが動いている間に速やかにクルマを停止させ自動車販売店や整備工場に連絡を取ってください。
(7)油圧警告灯
エンジンオイルの油圧が低下した際に点灯するのがランプのような警告灯。よく間違えられるのはオイル量が減ったときに点灯すると思われていること。確かにオイル量が減っても油圧が低下して点灯しますが、原因はそれだけでなくオイルポンプの故障で油圧がかけられなくなったり、オイルが漏れて油圧低下が起きることもあります。自分でエンジンオイル量の点検ができれば、量を点検し足りなければ補給しましょう。それ以外のときは自動車販売店や整備工場で点検をしましょう。
(8)ブレーキ警告灯(赤)
黄、もしくはオレンジ点灯と赤点灯があります。どちらもブレーキシステムに異常が生じた際に点灯しますが、赤のほうがより深刻で異常な状態です。ブレーキフルード(ブレーキ液)が減った際も点灯しますが、その場合は走行中にクルマが揺れるとついたり消えたりという兆候があります。パーキングブレーキ表示灯(〇の中が!でなくPとなっている)を備えないクルマではパーキングブレーキが作動している際も点灯します。
(9)マスターウォーニングランプ
もっとも重要な警告灯です。黄、もしくはオレンジの点灯と赤の点灯があります。この警告灯が点灯した際は重要な異常が発生しているときです。とくに赤く点灯した際には速やかにクルマを停止させ自動車販売店や修理工場に連絡してください。マスターウォーニングランプが点灯した際は、ほかの警告灯も同時に点灯することが多く、どの部分で異常が発生しているかを推測できますが、マスターウォーニングランプのみ点灯することもあります。
警告灯がチカチカと「点滅」しているときは…?
警告灯は点灯するだけでなく点滅してお知らせする機能もあります。たとえばシートベルト非装着警告灯(シートベルトリマインダー)は、シートベルトを装着しないと点灯していますが、その後走り出すと点滅してさらに装着を促すものがあります。また、エンジンイモビライザー(盗難防止機構)やセキュリティーは、イグニッションオフ時に点滅して正常に作動していることを示し、イグニッションオン時に点灯しているときは同機構に異常があることを示すものがあります。クルマによって点灯と点滅の意味が異なる場合もあるので、取扱説明書で確認しましょう。
クルマによって点滅の意味が異なる場合もあるので、取扱説明書で確認しておこう。写真のエンジンイモビライザー警告灯は、イグニッションオフ時にシステムが正常に作動しているという意味で点滅していることが多い
諸星陽一
もろほし・よういち 幼少期から三輪車、自転車、バイク、そしてクルマへと、つねに乗り物に接し、23歳で自動車雑誌の編集者に。その後フリーランスとなり、自費でプロダクションカーレースへも参戦。整備の知識を身に付け、それを土台にしたセルフメンテナンス系の記事も得意。自身の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとしている。
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