乗っていないバイクにも税金はかかる?
クルマにまつわるお悩みを解決!Q. 家族が乗らないバイクを処分してくれません。乗っていない場合でも税金はかかるのでしょうか?
A. 税金がかかるので、廃車しないなら、一時抹消登録をするといいでしょう(排気量125cc超)。
バイクに乗っていなくても税金はかかるので、本人が廃車したり売ることを考えていないなら、一時抹消登録をしているかどうか確認しましょう。一時抹消登録とは排気量が125ccを超えるバイクに使える制度です。一時的に車両の使用を中止する場合に行う手続きで、これを行っていれば、毎年納める軽自動車税(種別割)が課税されません。軽自動車税(種別割)は車の自動車税と同じで、毎年4月1日時点の車両の所有者に課税されるもので、税額は排気量によって変わります(下表参照)。車ほど税額は高くないものの、乗らずに税金だけ払うのは無駄なので、しばらくバイクに乗る予定がなければ、この手続きをしておきましょう。なお、125cc以下の原動機付自転車の場合、一時抹消の制度は利用できません。
申請は管轄の運輸支局へ
一時抹消登録の申請先は管轄の運輸支局となります。車検証など必要書類を準備し、外したナンバープレートを持参すれば手続きができます。3月中に行っておけば、翌年度分の軽自動車税(種別割)が課税されずに済みますが、年度末は窓口が混雑するため、できるだけ早めに申請することが大切です。書類の不備などがあると二度手間になり、年度内に手続きができなくなる可能性があるので、必要書類や受付日時を事前に確認しておくといいでしょう。
なお、125cc超250cc以下のバイクは新規届出時のみ、250ccを超えるバイクの場合、新規登録時や継続車検時に自動車重量税が課税されます。自動車の場合は、車検満了前に一時抹消登録や廃車手続きを行うと、残りの期間に応じて自動車重量税が還付されますが、バイクには還付制度がありません。軽自動車税(種別割)も同様、還付制度はありません。
この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
あなたのSNSでこの記事をシェア!