岐阜県の大垣サウナへ。ヒャダイン第二の故郷を訪ねたデイトリップ
サウナ愛と故郷への愛を再確認した岐阜・大垣の旅まる一日の休日、サウナ好きで知られるヒャダインさんは贔屓(ひいき)にしている岐阜県大垣の「大垣サウナ」へ行ってきたのだそう。ローカルファミレスと岐阜の秘境、飛水峡をドライブして新緑のエネルギーをもらって元気をチャージ。大垣サウナではいつものメンツと再会し、心もからだもととのいましたとさ。
まるで里帰り? 常連の大垣サウナへGO
第二の故郷、なんて言葉が自分に当てはまるフェイズが来るだなんて思ってもいませんでしたが、最初は撮影で行った岐阜県の大垣市にある大垣サウナ。ここのママとトオルちゃん(創業者の奥さんとその親類の支配人)にとても良くしてもらっており、まるで里帰りのように不定期ながら岐阜には足を運んでいます。さて一日まるっと休みの日がありまして、どこかに日帰りで旅行したいなあ、なんて思ったときに最終目的地として大垣サウナにしようと思い立ち、旅行友達を誘って朝から新幹線で岐阜羽島駅へ。ゴールデンウィークの中日ということもありレンタカーは余裕でゲット、さっそくあてのない適当旅のスタートです。
まずは腹ごしらえ。何より重要ですよね。やはり東海地域に来たからにはご当地グルメを食べたいじゃないですか。とはいえ岐阜羽島、超観光地なわけではないので、絶対外さないファミレス「和食麺処サガミ」へ。スタッフ教育がしっかりされたであろう素晴らしい接客の後に出てきたきしめん、ボリュームがやばい。そういえばコメダ珈琲店をはじめとする東海のボリュームはエグかったんだ。
きしめん、なんと二段です
ご当地FMを聞きながら下道をのんびりドライブ
おなかもいっぱいになったところでとりあえず目的地を設定です。友人が以前電車で行った「飛水峡(ひすいきょう)」が素晴らしかった、とのことでカーナビに設定、改めましてスタートです。とはいえ速攻で高速に乗るのであんまり情緒はないですねえ。便利なんだけどどこの地域も高速道路は風景が似るのが難点です。旅の醍醐味、ご当地のFMを流しながら愉悦に晴れ空をドライブ、目標の出口で出てやっと下道(したみち)です。さすが岐阜、緑があふれていていいですねえ。個人的に桜の季節より新緑の季節のほうが好きです。新緑の生命感、若々しさってまるでエナドリ(エナジードリンク)みたいで元気もらえます。仙豆(せんず)のようなエリクサーのようなロックマンのE缶のような。そうこうしていると不思議な看板を発見! これは入るしかない、と急遽ストップです。
のぼるちゃん。いい笑顔です。また来てちょ
油揚げの専門店でなんと揚げたての油揚げが食べられる、とのこと。私、油揚げ大好きなんですよ。味噌汁に入れたり焼いたり煮たり、旨みがあふれて最高なんですよね。勇んで店に入ると大きいキッチンでのぼるちゃんと見られる男性たちが一生懸命油揚げを揚げていて、何組かすでにお客さんが待っている。貼り紙を見ると「お渡しまでに10分ほどいただきます」と。ふーむ……。我々はサガミのお陰で腹パンなんですよね。10分待っても食べたいほどではない。なんなら揚げもん食べたくない。なんなんだよお前ら。結果、豆乳ドリンクとなぜか手作りこんにゃくを買って店を出ました。
大変おいしいこんにゃくステーキになりました。取り寄せたいレベル
細い道を分け入った先には飛水峡の絶景が!
そして飛水峡を目指すのですが、うーん。カーナビ通りに行っても該当する場所がない。そもそも観光地なのかしら。適当センサーを働かせて地元の人しか行かないような、よもや対面通行とは思えない道路幅の道に恐る恐る進入、若々しい青葉の中さながら探検隊のような気分で進んでいくと、なんとも趣のある踏切が連続、その脇に本当にひっそりと発見「飛水峡ロックガーデン」。ガーデンというのに駐車場以外なんの設備もない! なんじゃこりゃ! 荒れ狂う岩に足を取られながら、えっちらおっちらと進んだら、はい絶景!
もっと観光地化したほうがいいよー。水がとても奇麗でした
小柳ゆきさんの「愛情」を熱唱してた私です
しばらく岩の上に座りぼーっと鳥の声や水のせせらぎに耳を澄ませます。こういう瞬間って大事です。一回汚れた心身をリセットできる、というか。それに付き合ってくれる友人がいるのも嬉しい話ですね。1時間ほど自然と戯れた後、もうとっととサウナに行っちゃえとなり早々にレンタカーを返すために岐阜羽島駅へゴーバック、駅前でタクシーをつかまえて約20分、大垣サウナに到着です。
大垣サウナ到着! サウナでととのい元気をチャージ
ちなみにこのロンTはサウナ芸人、マグ万平さんのブランドです
入るやいなやトオルちゃんがお迎え、そして間もなくママが登場、サウナに入る前に軽く一杯ごちそうになっちゃいました。
大垣サウナオリジナルサウナハットもいただきました
そしてサウナに入り、大垣の抜群の水質を誇る水風呂にダイブ、ととのった後はナイスな食堂でドテ煮やしめ鯖でおいしくハイボールがぶがぶ、程よく酔っ払った後はママの自家用車、通称ママタクで岐阜羽島駅まで送ってもらい無事帰宅となりました。やっぱり会いたい人は会いたいと思ったときに会いに行かなきゃなあ、と強く思った春でした。また行くね、岐阜!
ヒャダイン
音楽クリエイター。1980年大阪府生まれ。本名 前山田健一。3歳でピアノを始め、音楽キャリアをスタート。京都大学卒業後、本格的な作家活動を開始。さまざまなアーティストに楽曲提供を行い、自身もタレントとして活動。「musicるTV」「久保みねヒャダこじらせナイト」「サウナを愛でたい」「おはよう朝日です」などテレビのレギュラー多数。