日本語が語源となっている車名も多く、意外に響きがカッコよくてありかも!
~誰かに言いたくなる車名にまつわるトリビア集~「日本語が語源の車名」編
クルマに限らず多くの工業製品は、日本製なのに、日本語じゃない名称のほうが多いように感じます。でも、日本語を語源とする車名も少数派ながら存在しています。今回は、そんな日本語を語源としてネーミングされたクルマたちを紹介します。
【車名クイズ】
日本語が語源となっている写真A~Dのクルマの車名は?
A:トヨタ・ミ〇〇
B:トヨタ・カ〇〇
C:日産フ〇〇
D:日産ラ〇〇〇
-
答え
A:トヨタ・ミライ(未来)
B:トヨタ・カムリ(冠)
C:日産フーガ(風雅)
D:日産ラシーン(羅針盤)
日本車らしく日本語を語源とする車名もある!
トヨタ・MIRAI(ミライ)は、水素を燃料として走る燃料電池車。まさにクルマ社会の未来を見据えたクルマとしてネーミングもピッタリ(Marin-stock.adobe.com)
日本メーカーが発売しているとはいえ、その車名は「英語の○○を語源に」や「○○と○○の造語」的なものが非常に多い国産車。ですが、なかには日本語を語源とした車名もあるのです。その一部を紹介します。
まずトヨタの燃料電池車(FCEV)である「MIRAI(ミライ)」。この車名はまさに、未来を開く次世代のクルマとの思いが込められています。同じトヨタでは、「冠」を語源とする「カムリ」や、開発コンセプトの「優れた環境・安全性能を有する才能」と、「上質感あふれる彩り」の2つをひとつの言葉で表した「SAI(サイ)」があります。
日産では、優美さとダイナミックさが調和している状態をイタリア語のfugaという音楽用語で表すとともに、日本語の上品で優美な「風雅」を重ね合わせた「フーガ」や、「羅針盤」を由来とした「ラシーン」などがあります。
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御堀直嗣
みほり・なおつぐ 大学卒業後はレースでも活躍し、その後1984年からフリーのモータージャーナリストに。自動車の趣味性や、工業製品としての側面を語るだけではなく、自動車社会・文化・経済を総合的に捉える丁寧かつ的確な解説に定評がある。また、日本EVクラブの副代表も務め、EVや環境・エネルギー分野にも精通する。
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