あなたはいくつ知っている? 個性的な車のシートをクイズにしました!
車のパーツクイズ・トリビア「シート編」古今東西、車のパーツにはさまざまな趣向がこらされ、素材や形状を工夫した設計がなされています。この特集では、印象的だった車のパーツをクイズに仕立てて紹介。
今回は、車のシートを取り上げます。あなたはいくつご存じですか?
問題
【Q1】
1962年に登場したトヨタ・クラウン(2代目)のシートは、初代に引き続き、とある伝統技法による生地を使っていました。その伝統技法とは?
- 答1:西陣織
- 答2:秩父銘仙
- 答3:久留米絣
-
【Q1】
答1:西陣織
1963年に初開催された日本グランプリで優勝するなど、モータースポーツでも活躍した2代目クラウン。初代は日本の高級セダンというこだわりからシートに西陣織を採用。2代目にも西陣織が引き継がれた。
それから時が流れて21世紀。レクサス・LS(2020)のオプション装備としてドアトリムの一部に西陣織が使われるなど、そのコンセプトは今に引き継がれているとも言える。
【Q2】
1992年にデビューした、日産・レパード J.フェリーには、イタリアの高級家具メーカー「ポルトローナフラウ」の本革シートがオプション設定され、その価格が当時話題となりました。そのオプション価格は?
- 答1:約20万円
- 答2:約40万円
- 答3:約80万円
-
【Q2】
答3:約80万円
「乗る人のセンスを語る新高級パーソナルセダン」をコンセプトとして、自分らしさを表現するクルマを目指したレパード J.フェリー。「やわらかさ、あたたかさ」をテーマとして内装が開発され、ポルトローナフラウ社の本革シートがオプション設定された。レパード J.フェリートップグレードの希望小売価格は469万円(発売当時、東京・名古屋・大阪の場合)。約80万円のオプション価格は、その17%にもあたるものだった。
【Q3】
こちらは1990年にデビューした、とあるクーペです。最上級グレードでは、オーストリアのシュミットフェルトバッハ社製の最高級レザーシートが装備され、バブル華やかなりし頃の雰囲気を漂わせます。他にはないエンジンを載せていることでも知られる、この車の名前は?
- 答1:ホンダ・レジェンド
- 答2:トヨタ・ソアラ
- 答3:ユーノス(マツダ)・コスモ
-
【Q3】
答3:ユーノス(マツダ)・コスモ
マツダはバブルの好景気を受けて、1989年に販売網を国内5チャネル(マツダ、ユーノス、アンフィニ、オートザム、オートラマ)に広げた。コスモはユーノスブランドで販売。「史上最高のロータリー車」を合言葉に、量産車初の3ローター・ロータリーエンジンを搭載。高級革シートを採用するだけでなく世界初のGPSナビゲーション機能を採用するなど、贅(ぜい)を尽くしたクーペとなった。
【Q4】
下の写真は、1987年に登場したホンダ・2代目CR-Xのリアシートです。その広さ(狭さ?)から、メーカーやユーザーに、どのように呼ばれていたでしょうか?
- 答1:ワンマイルシート
- 答2:バスの補助席
- 答3:電車のシート
-
【Q4】
答1:ワンマイルシート
CR-Xのボディサイズは全長3,800×全幅1,675×全高1,270㎜と非常にコンパクトで、後席のスペースも最小限だった。後席乗員が1マイル(約1.6㎞)で音を上げる、という例えからその名前が付いたのだが、“犬も参るシート”として「ワンマイルシート」と呼ぶ人もいた。
【Q5】
初代ホンダ・オデッセイの3列目のシートには、アウトドアライフを楽しませるための、とある仕掛けがありました。その仕掛けとは?
- 答1:2段ベッドになる
- 答2:横向きにできる
- 答3:テールゲート側に倒せる
-
【Q5】
答3:テールゲート側に倒せる
1994年にデビューし、ミニバンブームのさきがけとして人気を博した初代オデッセイ。停車時には3列目のシートを倒し、テールゲートを開けた状態で後ろ向きに座ることができる、オープンベンチモードも可能だった。
【Q6】
初代三菱・パジェロのシートには、オフロード走行を快適にする仕掛けがありました。その仕掛けとは?
- 答1:座面がジェルクッションになっている
- 答2:シートにサスペンションが付いている
- 答3:座席がハンモック状になっている
-
【Q6】
答2:シートにサスペンションが付いている
乗用車感覚で使いこなせるまったく新しい多目的4WD車として開発された初代パジェロ。「運転席には4WD車としては我が国初のサスペンションシートを採用した。このサスペンションシートはショックアブソーバを内蔵したパンタグラフ機構が採用され」(リリースより)た。運転者の体重に合わせてサスペンションのバネ力が調整できたり、機能をキャンセルすることもできたという。
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