高知県足摺サニーロードの空撮写真。左側に緑に囲まれた道路と叶崎トンネル、右側には岩場と青く澄んだ太平洋が広がっている
写真1 叶崎トンネル付近から望む足摺サニーロードと太平洋の絶景。切り立つ断崖と青い海が広がる開放的な景観

足摺サニーロード(高知県)。叶崎と八角形の白亜の灯台を望む絶景ルート

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

土佐清水市から大月町へ海沿いを結ぶ国道321号の一部である“足摺(あしずり)サニーロード”は、高知屈指の絶景ドライブコース。竜串の奇岩群や足摺海洋館、叶崎(かなえざき)展望台と叶崎灯台、海岸線の快走区間など見どころが連続し、冬には宿毛(すくも)方面で“だるま夕日”も狙えます。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

目次

潮風と太平洋ブルーに包まれる道

高知県・足摺サニーロードの海沿い道路。右側に緩やかなカーブを描く舗装路、左側には岩場と波打つ太平洋が見える

写真2 海岸線に沿って走る足摺サニーロード。穏やかなカーブと青い海が続く爽快なドライブコース

高知県の西を走る国道321号のうち、土佐清水から大月町の区間は足摺サニーロードと呼ばれている。サニーロードという名前の通り、南国らしい明るさと潮風に包まれ、開放感のあるドライブコースだ。道はなだらかなアップダウンと緩やかなカーブを繰り返しながら海沿いを走る。視界の先には太平洋の青がどこまでも広がっていて、これがこのルートの最大の見どころだろう。

竜串(たつくし)で出会う奇岩の造形美

土佐清水から国道321号を西へ向かうと竜串へ出るが、ここには激しい風や波の浸食作用によってできた奇勝奇岩の壮大な造形美を見ることができる。また足摺海洋館や足摺海底館など観光スポットが集まっている。さらに太平洋を眺めながら走ると、道は切り立つ断崖の上へ向かう。叶崎トンネルの手前に叶崎への入り口があるので叶崎灯台へ行くこともできる。

海岸線を走り抜け、だるま夕日を追う

高知県叶崎灯台の写真。白い八角形の灯台が青空の下、緑の木々と花に囲まれて立っている

写真3 八角形の白亜の叶崎灯台。緑に囲まれた岬の上で太平洋を見守る歴史ある灯台である

トンネルを越えるとすぐに叶崎展望台がある。断崖絶壁の上から眺める大海原は迫力があり、どこまでも青く大きな太平洋はいつまで見ていても飽きない。左を見ると岬の先端には八角形の白亜の叶崎灯台も見える。さらに走ると道は下り始め、海が近い海岸沿いのドライブとなる。この道の先にある宿毛市は、水平線に沈む太陽がだるまのように見える「だるま夕日」で知られているが、この付近でも冬に見ることができるようだ。


足摺サニーロード データ

足摺サニーロードへのアクセスは、中村宿毛道路・四万十ICから県道20号などを経由で約33km。土佐清水市の市街地を過ぎるところから、今回紹介するルートが始まる。叶崎や太平洋の大海原を眺めながら才角海岸のだるま夕日スポット周辺まで、約23kmのドライブとなる。サニーロードは宿毛まで続くので、宿毛観光と組み合わせてもよいだろう。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

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日本遺産 とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。
足摺サニーロードが走る高知県にも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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