宮崎県道36号都井岬(宮崎県)。野生馬と絶景を楽しむ都井岬ドライブ
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
宮崎県串間市の最南端、太平洋に突き出した都井岬は雄大な景観と国の天然記念物「御崎馬(みさきうま)」に出会える特別な場所。国道448号から県道36号を走り、駒止めの門を抜けると広がる丘陵と海の絶景。小松ヶ丘広場や都井岬灯台でパノラマビューを満喫し、夕暮れには幻想的な風景が広がります。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。
都井岬は、雄大な景観と野生馬の楽園
写真2 南国ムード漂う都井岬。亜熱帯植物とヤシの木が立ち並び、ドライブに彩りを添える
宮崎県串間市の最南端に位置する都井岬は、太平洋に突き出していて雄大な景観を誇る。今回はこの都井岬へ国道448号から向かうルートになる。都井岬一帯には、日本の在来馬の一種で国の天然記念物に指定されている「御崎馬」が棲息していて、県道を走ればどこかで必ずこの馬に出会うことができる。江戸時代に放牧していた馬がその後に野生化したようだ。
小松ヶ丘広場で野生の御崎馬と出会う
写真3 都井岬のシンボル、御崎馬。青い海を背景に草を食む姿はここならではの光景である
国道448号から県道36号に入ったら駒止めの門で野生馬保護協力金を支払う。しばらく走ると目の前が開け、起伏に富んだ丘陵の向こうに太平洋の大海原が見えてくる。小松ヶ丘の駐車場にクルマを停めて散策してみると、丘の上に放牧された野生馬がのんびりと草を食んでいる姿が見られるかもしれない。馬は放牧されているために道路脇に現れることもあるので注意して走行しよう。
都井岬では、中に入れる灯台から絶景を満喫
写真4 太平洋を望む海沿いの県道36号。潮風を感じながら走る絶景ドライブコース
写真5 都井岬灯台は青空に映える白亜の建物。岬のシンボルとして人気のフォトスポットである
もう少し走ると都井岬観光交流館 パカラパカがある。ここにはレストランや売店などがあり、この付近にも御崎馬がよく現れるようだ。そしてこの道の終点は岬の先端に建つ白亜の都井岬灯台だ。九州で唯一一般公開されている灯台で展望台からは水平線まで続く太平洋を一望できる。また夕暮れ時は沈みゆく太陽が海と草原を赤く染め、ここでしか見られない幻想的な風景となる。
宮崎県道36号 データ
宮崎県道36号へのアクセスは、東九州自動車道・日南東郷ICから日南フェニックスロードを南下。約38kmの道のりを経て左折したところから始まる。御崎馬を眺めながらのドライブで都井岬までは約7km。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
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日本遺産
とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。
宮崎県道36号が走る宮崎県の近くにも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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