瀬戸内海の海岸線に沿って伸びる王子マリンロード430と緑の山肌
写真1 海岸線に沿って続く王子マリンロード。青い海と新緑のコントラストが美しいドライブコースである

王子マリンロード430(岡山県)。瀬戸内海の静かな美しさを楽しむ絶景ドライブ

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

瀬戸内海の穏やかな美しさを堪能できる絶景ドライブコースが、岡山県南部にあります。それが国道430号のうち倉敷市児島と玉野市を結ぶ「王子マリンロード430」。多島美(たとうび)や瀬戸大橋を望む景色が広がり、潮風を感じながらゆったりとしたドライブが楽しめます。渋川海岸から始まる海景、王子が岳のパノラマビュー、そして鷲羽山からの雄大な眺望。瀬戸内の魅力を凝縮したルートです。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

目次

瀬戸内海を望む絶景ドライブ「王子マリンロード430」

 海と山に挟まれた王子マリンロード。カーブを抜けると穏やかな瀬戸内海が広がる

写真2 瀬戸内海沿いを走る王子マリンロードのカーブと砂浜

岡山県南部、国道430号の倉敷市児島と玉野市を結ぶ海沿いのルートは王子マリンロード430と呼ばれている。瀬戸内海に最も近い海岸線を走り、多島美や瀬戸大橋などを眺めながらのドライブが楽しめる。派手さはないけれど、瀬戸内海らしい静かな美しさを堪能できるルートで、素朴でリアルな瀬戸内を感じられる。そのため景色をゆっくり楽しみながら走るのがおすすめだ。

渋川海岸から広がる瀬戸内の絶景

王子マリンロード430は玉野市の宇野方面から内陸寄りを走るが、渋川海岸から突然目の前が開け、瀬戸内海の景色が広がる。海にとても近く緩やかなカーブが続く道で、窓を開けるとしばらくは市街地と潮の香りが感じられるのも心地よい。カーブを抜けるたびに青い海と点在する島々の景色が視界に飛び込んできて、光が海面に反射してきらめく。遠くには瀬戸大橋を見ることもできる。

王子が岳で楽しむパノラマビュー

王子が岳から望む瀬戸内海と瀬戸大橋、青い海と島々の絶景

写真3 王子が岳の展望スポットから瀬戸内海を一望。遠くに瀬戸大橋が見える絶景ポイント

この道の山側には標高234mの王子が岳があるので、立ち寄ってみよう。今にも転げ落ちそうな巨岩や奇岩が重なり合う眺めの向こうに、瀬戸内海の多島美と雄大な瀬戸大橋の全景が望める。晴れた日には四国の山並みまで広がるパノラマが楽しめる。そして国道430号に戻って児島方面へ走ると鷲羽山へ向かうこともできる。鷲羽山では間近に瀬戸大橋と瀬戸内海の多島美が一望できる


王子マリンロード430 データ

王子マリンロード430のルートは、瀬戸中央自動道・水島ICから県道21号、国道30号で玉野市宇野を経由して約25km。今回紹介するのは瀬戸内海沿いに遠く四国を望みながら海沿いを行く約7kmのルートだ。王子マリンロード430はこの先、児島へと続く。足を延ばしてみてもいいだろう。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

王子マリンロード430(岡山県)近くの日本遺産は、こちらをチェック!

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日本遺産 とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。
王子マリンロード430が走る岡山県にも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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