湖畔を走るレークサイドウェイ。遠くに見える赤い新瀬戸橋がアクセントになっている
写真1 浜名湖レークサイドウェイの直線道路と湖畔。遠くに赤い新瀬戸橋が見える

浜名湖レークサイドウェイ(静岡県)。穏やかな奥浜名湖の湖畔を、ゆったりとドライブ

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

浜名湖レークサイドウェイは、浜名湖の北岸を横切る湖畔道路で、奥浜名湖の景観を楽しめるドライブルートです。今回はそんな浜名湖レークサイドウェイを走ります。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

目次

浜名湖レークサイドウェイでは、奥浜名湖畔の静けさと穏やかさが楽しめる

 浜名湖レークサイドウェイのカーブと湖面、遠景に広がる山並み

写真2 猪鼻湖畔をなぞるように走るレークサイドウェイ。カーブを抜けるたびに広がる絶景が魅力

静岡県西部にある浜名湖は太平洋の海水が流入する汽水湖で、その北にある猪鼻湖(いのはなこ)ともつながっている。浜名湖レークサイドウェイはこの浜名湖と猪鼻湖を望む湖岸のドライブコースで、三ヶ日ICから浜名湖西部へ抜ける。湖畔の静けさと穏やかさを楽しむ道なので、湖を眺めながらのドライブは、日常を少し離れてゆったりしたようなリラックス感がある。

浜名湖レークサイドウェイと、広がる猪鼻湖の絶景

写真3 猪鼻湖の湖面を望むレークサイドウェイ。湖畔の緑と水面が織りなす爽快なドライブコース

沿道には、旧街道のような風情がある松並木が続く

 浜名湖レークサイドウェイ沿いに並ぶ松並木と猪鼻湖畔の道路

写真4 松並木が続く湖畔の道。自然に囲まれたレークサイドウェイで心地よいドライブを楽しめる

東名高速の三ヶ日ICから道なりに進むと、浜名湖レークサイドウェイに入る。道は緩やかなカーブが続き、浜名湖をかすめて走るとすぐに猪鼻湖が右手に見えてくる。湖岸を行く直線は松並木になっていて、昔の街道のような風情が感じられる。クルマを降りて散策すると一層魅力を味わえるだろう。冬の夕暮れ時の湖面に映る光はとても幻想的で美しい眺めが楽しめる。

奥浜名湖の穏やかな波が心地よい。自然豊かな浜名湖をゆっくりと楽しみたい

浜名湖の穏やかな湖面と対岸の山並みを望む風景

写真5 静かな湖面に映る青空と山並み。浜名湖ならではの穏やかな景観が広がる

猪鼻湖を離れると次は左手に浜名湖が見えてくる。赤い新瀬戸橋を渡ると国道301号に入り、浜名湖の湖畔ルートになる。湖面がキラキラと光り窓から眺めるだけでも爽快である。湖を眺めながらのんびり流すドライブルートだろう。このまま走れば道は弁天島方面へと向かう。浜名湖は養殖ウナギが有名なのでうなぎ料理の名店も多い。帰りにはうなぎも満喫してみたい。


浜名湖レークサイドウェイ データ

浜名湖レークサイドウェイは、東名高速・三ヶ日ICから県道85号を道なりに進むと1km足らずで県道310号に入るところから始まる。大崎半島の先端をめざしながら猪鼻湖の湖岸をドライブ。新瀬戸橋を渡ると今度は浜名湖の湖畔を進んでいく。多米峠入口交差点まで約15kmのドライブだが、浜名湖周辺には舘山寺温泉や浜名湖ガーデンパークなど見どころが多い。浜名湖を一周するドライブも楽しむのもよいだろう。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

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日本遺産 とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。
浜名湖レークサイドウェイが走る静岡県にも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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