日本最後の清流四万十川と沈下橋を望む、国道381号・国道441号
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。 今回は、高知県の四万十川(しまんとがわ)周辺を巡る景勝ルートのひとつである、国道381号・国道441号を走ります。
四万十川沿いの中流から下流はまさに絶景!
高知県西部を流れる四万十川は、大規模なダムがないことから日本最後の清流と呼ばれている。そこでは欄干のない沈下橋(ちんかばし)と清らかな流れが、周囲の山村風景と合わせ、日本の原風景ともいえる独特の景観を随所で見せている。沈下橋とは増水時に橋面が水面下になる橋で、公式の名称は「潜水橋(せんすいきょう)」という。
欄干がなく水位が上がる際に損傷も少ないのが特徴の沈下橋。
そんな四万十川に沿って走る道は一本ではなく、数本の国道や県道をつないで走ることになる。中でも四万十川の魅力を最も味わえるのは中流域の国道381号と国道441号だろう。土佐大正から土佐昭和そして西土佐と大きく蛇行しながら流れる川に沿って国道を快走できる。
山間を流れる四万十川は中流では荒々しい景色も望める。
国道441号では川幅が広いために沈下橋も長くなり見応えがある。沈下橋は欄干がなく、走るのがちょっと怖い感じがするが、生活道として利用している地元の車が普通に走っているのを見ると安心する。岩間沈下橋、勝間沈下橋、高瀬沈下橋などを国道から見ることができるが、これより下流にはもう一つ、最長の佐田(さだ)沈下橋があり、ここでは屋形船からも見ることができる。
ドライブルート国道381号・国道441号(高知県)
四万十川は全長196kmほどで、川の支流を含めると40以上の沈下橋が存在する。橋の多くは、現役の生活道として利用されている。アクセスには四国横断自動車道の四万十町中央ICから国道56号をJR窪川(くぼかわ)駅方面へ進み、国道381号に入る。四万十川沿いを51kmほど進み、国道441号と合流し下流側へ進む約85kmのルートだ。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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