【名神高速】大津IC・旧山科バスで渋滞のピーク! 回避時間と対策は？ 年末年始渋滞予測 （2025-2026年）

NEXCO西日本が発表した年末年始期間（2025年12月26日〜2026年1月4日）の渋滞予測によると、名神高速での下りは1月2日午後に旧山科バス停付近を先頭に最大20km、上りは1月2・3日の日中から夜間にかけて大津IC付近を先頭に最大25kmの渋滞を予測。通常時に比べて最大で約1時間40分の所要時間増加が見込まれており、特に午後の時間帯は注意が必要。

名神高速で、混雑が見込まれる場所とその通過に適した時間帯を紹介する。

1月2日、午後3～7時（ピークは午後4時）にかけて、最大20kmの渋滞が予測されている。渋滞がない場合と比べて約7倍の所要時間である約1時間40分かかる見込み。午後3時前または午後7時以降に通過する場合の所要時間は約15分と予測しているので、ピーク時間帯を避けるとスムーズに通行できる可能性がある。

旧山科バス停周辺は、下り坂から上り坂に切り替わる「サグ部」で速度低下が起こりやすく、これが渋滞の主因になっている。

大津ICは、サービスエリアやトンネルの合流部で交通が集中しやすく、上下線ともに渋滞が頻発するエリアだ。

1月2日・3日ともに午前9時〜午後9時（ピークは11時）にかけて、最大25kmの渋滞が発生すると見込まれている。渋滞ピークを避けるには、できるだけ午前9時より前に大津ICを通過するか、午後9時以降に移動を始めるのが効果的。これにより、ピーク時の所要時間（最大約1時間40分）を大幅に短縮できる。

2025年末〜2026年始の名神高速は日ごと・区間ごとに渋滞の傾向が異なる。とくに大津ICや旧山科バス停周辺では通常の数倍の所要時間がかかる可能性がある。

1月3日の新名神高速（上り）は、帰省ラッシュの影響で夕方以降に神戸JCT周辺を中心とした混雑が想定される。

京滋バイパスでは、年末年始期間を通して下りは12月26日～30日、上りは1月2・3日に渋滞が集中する見込み。瀬田東JCT～宇治東IC間（宇治トンネル付近）を中心に、上下とも最大10km、所要時間が通常より約30分増加すると予測されている。

年末年始期間の2025年12月27日～2026年1月4日はETCの休日割引が適用されないため、通常料金での通行となる。観光需要の平準化や交通分散を目的とした措置だ。一方で、深夜割引は期間中も適用されるため、出発時間を深夜帯にずらすことで負担を抑えられる場合がある。

名神高速は、関西と中部を結ぶ重要な幹線道路で、年末年始は交通量が集中しやすく混雑が予想される。京滋バイパスでは年末年始に渋滞が見込まれる時間帯がある。一方、新名神高速では1月3日を除いては、名神と同規模の長距離渋滞は想定されていない。そのため、ピーク時間を避けるだけで、渋滞を回避できる可能性も十分にある。

出発前には24時間高速道路の交通情報を確認できる「アイハイウェイ 」や、年末年始の渋滞情報ガイドマップの「渋滞予測ガイド 」で最新の交通情報を確認し、時間にゆとりを持った計画と安全運転で、快適な年末年始を迎えよう。