大雪の影響で予防的通行止めの可能性がある日本海側の高速道路(イメージ)

【緊急】2026年1月29~30日頃にかけて福井・京都・兵庫を中心に大雪のおそれ、国道8号などで予防的通行止めの可能性も

冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの携行など早めの準備を

福井県、京都府、兵庫県を中心に1月29日から30日頃にかけて、強い寒気の影響で冬型の気圧配置が強まり、広い範囲で大雪となるおそれがある。道路管理者や気象台はドライバーや物流事業者に対し、移動計画の見直しや事前準備を呼びかけている。

積雪や路面凍結が進んだ場合、交通事故や立ち往生が発生しやすくなる。積雪状況によっては、国道や高速道路で通行規制が実施される可能性があり、移動や物流への影響も懸念されている。

目次

国道8号などで「予防的通行止め」の可能性、大雪時の交通規制に注意

大雪時の事故や大規模な車両滞留を防ぐため、直轄国道や高速道路において、降雪状況に応じて「予防的通行止め」を実施する場合がある。福井県の国道8号をはじめ、日本海側を中心とした複数の幹線道路が対象として示されており、状況次第では早い段階で通行が規制される可能性がある。

福井・京都・兵庫を中心に、大雪時の予防的通行規制の可能性がある主要道路区間を示した位置図

1月29~30日の大雪で予防的通行止めを実施する可能性のある区間(画像=国土交通省 近畿地方整備局)

大雪時の予防的通行規制区間は下記の通り。

路線名 起点~終点(通行規制区間の延長)
国道1号 滋賀県大津市逢坂~京都府京都市東山区(10.2km)
国道8号 福井県あわら市牛ノ谷~坂井市丸岡町羽崎(17.2km)
国道8号 福井県越前市塚原~敦賀市岡山(33.4km)
国道8号 福井県敦賀市岡山~滋賀県長浜市塩津(20.4km)
国道9号 京都府福知山市夜久野町井田~福知山市夜久野町小倉(7.6km)
国道9号 京都府京丹波町和田~福知山市三俣(22.4km)
国道9号 兵庫県養父市八鹿町高柳~新温泉町歌長(36.9km)
名阪国道 奈良県天理市石上町~奈良市針(15.4km)
国道27号 福井県三方上中郡若狭町気山~小浜市木崎(25.5km)
国道27号 福井県高浜町六路谷~京都府舞鶴市北田辺(16.3km)
国道29号 兵庫県宍粟市波賀町赤西~宍粟市波賀町戸倉(15.2km)
国道161号 福井県敦賀市疋田~高島市マキノ町野口(12.8km)
国道161号 滋賀県大津市北小松~大津市真野IC(16.1km)
国道42号 和歌山県由良町畑~広川町井関(6.0km)
国道161号 滋賀県高島市勝野~大津市北小松(8.2km)
国道161号 滋賀県大津市高砂町~大津市追分町(5.6km)
中部縦貫自動車道 福井北JCT・IC~九頭竜IC(45.3km)
国道21号 岐阜県不破郡関ケ原町長久寺~滋賀県米原市西円寺(12.3km)
国道8号 滋賀県長浜市木之本~蒲生郡竜王町鏡(58.5km)
国道9号 京都市西京区大枝沓掛町~亀岡市篠町王子(6.1km)
国道9号 京都府南丹市園部町河原町~船井郡京丹波町須知(7.4km)
国道2号 兵庫県赤穂市東有年~赤穂郡上郡町落地(5.6km)

予防的通行止めは安全確保を最優先とした措置だ。一度実施されると、天候や除雪状況によっては解除までに時間を要する場合がある。該当エリアを通行予定の場合は、早めの判断が重要だ。

大雪時に起きやすい大型車の立ち往生、交通障害のリスク

2026年1月22日にも、積雪の影響で国道8号が通行止めとなるなか、敦賀市内で大型トレーラー同士の接触事故が発生し、最大約7.5kmにわたる車両滞留が生じた(通行止め開始直後で、規制区間内に残存していた車両による事故)。積雪や凍結路面下では、大型車の事故やスタックが登坂区間を中心に後続車を巻き込み、長時間にわたる通行不能を引き起こす要因となってきた。

こうした事態は、地域の移動だけでなく、広域的な移動や物流の停滞につながる可能性があるため、運送事業者には、運行ルートの見直しや運送日の調整など、無理のない運行計画を検討するよう求めている。

通行止め前に見直したい、大雪時の冬用タイヤ・チェーンと運転準備

大雪が予想される期間にクルマを利用する場合、次の点を事前に確認、実行しておきたい。

・不要不急の外出は控え、無理な運転を避ける
・冬用タイヤの装着状況を再確認し、溝の残量や空気圧も点検する
・タイヤチェーンを必ず携行し、必要に応じて早めに装着する
・スコップや砂などスタック対策となる冬用装備の携行する
・出発前・移動中ともに最新の気象情報・道路交通情報を確認する
・予防的通行止めの可能性がある区間は、通行を避けるか計画を見直す

積雪または凍結した道路を走行する際は、冬用タイヤの装着が必須となる。夏用タイヤで走行するなど滑り止めの措置を講じず走行すると、法令違反となるおそれも。また、事業用車両が冬用タイヤ未装着で立ち往生を起こした場合には、行政処分の対象となることもある。降雪状況によっては、冬用タイヤを装着していてもチェーンの装着が必要となる場合があるため、事前の携行と早めの装着が求められる。

出発前には最新情報を公式サイトで必ず確認を

降雪状況や通行規制の有無は、天候の変化によって急遽変更される場合がある。外出や運行の前だけでなく移動中も、「JARTIC道路交通情報センター 」、「国土交通省 近畿地方整備局 冬の道路情報 」、「気象庁防災情報 」、「iHighway中日本 」、「iHighway西日本 」などで最新情報を確認しながら行動したい。

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