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大雪で車が立ち往生! 命を守る三種の神器とは? クルマに積んでおきたい必須アイテム3選|特集
構成=グランマガジン社/監修=根本昌宏(日本赤十字北海道看護大学)

大雪でクルマが立ち往生! 命を守る三種の神器とは? クルマに積んでおきたい必須アイテム3選

低体温症・一酸化炭素中毒・エコノミークラス症候群を防ぐための防災グッズを専門家が解説

大雪の日のクルマでの外出は、ただの寒さ対策では済まされない。ひとたび立ち往生すれば、車内はたちまち“命を守るための避難所”となる。「低体温症」、「一酸化炭素中毒」、「エコノミークラス症候群」。冬の車中で起こりうるこれら3つの危険から身を守るには、出発前の備えが不可欠だ。ここでは、寒冷地防災の専門家である根本昌宏氏(日本赤十字北海道看護大学教授)が選ぶ、最低限この3つだけは用意しておきたい「大雪予報の日に持って行くべき三種の神器」を解説する。

目次

【三種の神器-その1】スコップなどの除雪用具
一酸化炭素中毒による命の危険を防止する重要アイテム!

除雪用のスコップ

長時間立ち往生すると、マフラーが雪で埋まり一酸化炭素中毒になる場合もあるため除雪するためのスコップが必要

除雪の際に必要な防寒手袋や懐中電灯

外での除雪作業時には防寒手袋などは必要不可欠。夜間や視界が悪い状況での作業に必要な懐中電灯も積載しておきたい

大雪が降ってやむを得ず立ち往生してしまった場合、寒さのためにエンジンをかけておきたくなると思いますが、一酸化炭素中毒を避けるためにマフラー付近を常に除雪することが必要です。スコップや防寒手袋、懐中電灯(夜間用)などの除雪用具は必需品です。

【三種の神器-その2】携帯トイレ
生理現象は我慢できない! 最低10回分は用意しておこう

いろいろなタイプの携帯トイレの写真

携帯トイレの袋タイプは、吸水シートや凝固剤が入った密閉袋に排尿する仕組み。使い捨てできるうえ、軽量・コンパクトで持ち運びにも便利。多くの製品は受け口がついており、男女問わず使える構造になっている。使用後は袋を密閉し、付属の処理袋に入れて捨てられる

暴風雪が長引くときには、狭い車内で待機することになります。その際、我慢することで健康を害するのがトイレです。用を足すことを我慢するあまり、水を飲むのを控え、運動するのを控えればエコノミークラス症候群の原因にもなります。車内でも用を足せるよう携帯トイレを最低10回分は積んでおいてください。エコノミークラス症候群の予防のため、脚を曲げたままにせず、運動やマッサージなどをして血液が脚に滞らないよう気を付けてください。

【三種の神器-その3】水や食料
健康維持のためには栄養や水分を摂ることが不可欠!

ペットボトル、チョコレート、菓子パンの写真

クルマの中での長時間の待機で消耗しがちな体力の支えとなるのがチョコや菓子パンなど。飲み物はなるべく利尿作用の少ないものがいい

保温性ボトル写真

温かい飲み物は体を芯から温め、糖分はエネルギー源として体温維持をサポートしてくれるため、できれば保温性のボトルに入れて積んでおきたい

狭い車内において健康を維持するには水を飲むこと、栄養を摂ることが欠かせません。エンジンを切った室内が低温になることを想定して保温性のあるボトル等で温かい麦茶などを携行してください。カフェインを含まない飲み物がおすすめです。もちろんペットボトルの水の確保も必要。水分を取りつつカロリーのあるものを食べ続けることも大切です。日頃食べなれているパンやようかん、チョコレートなどカロリーのある食べ物がいいでしょう。

こんな用品も用意しておくと安心

毛布や防寒着なども用意しておくほか、モバイルバッテリーも携行しておこう!

除雪が難しい場合や、仮眠をしようとする場合にはエンジンは必ず切ってください。そのためにはクルマの中に防寒着や毛布、冬用の寝袋などが必須となります。体温を奪われることは低体温症を引き起こすことにつながります。

また、天候や道路の状況などを把握できず情報弱者になることを避けなければいけません。救出を求めるためにもスマートフォンは欠かせません。寒い中で使用するとバッテリーがあっという間に消費されますので、クルマから充電できるアダプターやモバイルバッテリーは携行してください。

防寒着と毛布の写真

暖房が使えない時間が続けば、体温はじわじわ奪われ、思考力まで低下していく。そんなとき、毛布や防寒着があるだけで状況はまったく違ってくる

モバイルバッテリーの写真

大雪で車内に閉じ込められたとき、スマホは唯一の連絡手段。だが寒さで電池は急速に減るためモバイルバッテリーは必ず携行したい

日本赤十字北海道看護大学
根本昌宏(ねもと・まさひろ)教授

根本昌宏さんの写真

災害医療薬学、災害時公衆衛生、寒冷地防災学が専門。厳冬期の避難所運営手法に焦点を当てた研究を2010年から継続的に展開し、避難所とともに厳冬期の車中泊も想定して人が安全に生活できる空間作りの実証を行っている。

・避難所・避難生活学会 常任理事
・日本災害医療薬剤師学会 理事
・日本赤十字看護大学附属災害救護研究所 専任研究員
・北海道防災会議委員
ほか、災害医療や防災分野の委員を多数歴任

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