【埼玉・秩父】国道140号が前倒し2026年1月27日から通行再開! 異例の“暫定トンネル供用”も終了へ
国道140号が2026年1月27日に前倒し再開 暫定トンネル供用終了へ埼玉県は、一般国道140号の秩父市大滝地内の通行止めを、1月27日午前10時に解除すると発表した。2025年の相次ぐ落石災害で全面通行止めとなっていたが、当初の解除予定より約1か月前倒しで通行が再開される。これにより、通行止め期間中に異例の対応として実施されていた、建設途中の「大滝トンネル」の暫定供用も終了し、同トンネルは再び封鎖されたうえで本来の整備工事へと移行する見通しだ。
なぜ通行止めに? 2025年に相次いだ2度の落石災害が原因
2025年に相次いだ2度の落石災害を受け、1月27日から規制解除となる交通規制図(画像=埼玉県)
通行止めとなっていたのは、秩父市大滝地内の三峯神社鳥居付近から大滝神庭交流広場入口までの約1.2km。2025年7月と9月、この区間で大規模な落石が相次いで発生し、路面や道路施設に被害が生じた。復旧作業には時間を要すると判断され、当初は2026年2月末までの通行止めが予定されていた。
この区間は、秩父市街と三峯神社、秩父湖、中津川渓谷といった観光地を結ぶほか、雁坂トンネルを経由して山梨県方面へ通じる主要ルートでもある。大型車が通行可能な代替路が存在しないことから、観光や物流、地域住民の生活に広範な影響が出ていた。
完成前のトンネルを通した異例対応。大滝トンネル暫定供用の舞台裏
通行止めへの対応として、建設途中だった「大滝トンネル」が異例の形で暫定供用された。
このトンネルは、地域高規格道路「西関東連絡道路」の一部として建設されている延長2053mのトンネルで、完成前の段階だ。舗装未完のため、制限速度15km/h、歩行者・二輪通行不可などの制限を設けたうえでの通行に。
当初は2025年11月末までの暫定供用が予定されていたが、その後も落石の危険性が続いたことから、再封鎖は2026年2月末まで延期に。今回、現道の復旧が予定より早く完了したため、暫定供用は終了し、トンネルは本来の工事工程へ戻る。
大滝トンネルの今後と国道140号の将来像。地域高規格道路としての整備へ
大滝トンネルは、現道を含む約7km区間を短絡する形で建設され、将来的には2車線、歩道付き、設計速度60km/hの仕様で供用される見通しだ。2024年3月に貫通済みであり、今後は照明、排水、舗装などの本格工事が進められる。
予定より1か月早く通行再開となる国道140号。生活道路としての重要性はもちろん、観光アクセスの要としても大きな意味を持つ復旧だ。今回の事例は、柔軟な対応と現場の迅速な工事がもたらした好例といえる。復旧した道を通り、自然豊かな秩父路を安全に楽しみたい。
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