年末年始2025-2026における中央自動車道の渋滞予測

【中央道 渋滞予測2025-2026年】年末年始のピークは1月2日! 帰省ラッシュ& Uターンラッシュに備える渋滞対策

2026年1月2日は上下線とも最大の混雑ピークに。主要渋滞区間・時間帯・おすすめ回避方法を一覧で紹介

NEXCO中日本は、2025年12月26日~2026年1月4日(10日間)の中央道の年末年始の渋滞予測を発表した。下り・上りともに最大ピークは「1月2日」と予測されている。時間帯を誤ると20〜25km級の渋滞に巻き込まれる可能性が高いが、深夜・早朝・ピーク外を選ぶだけで渋滞を回避できる。

目次

年末年始の高速道路、渋滞ピークは1月2日と3日

NEXCO中日本管内の下りの高速道路で10キロ以上の渋滞が42回発生すると予測されている図

NEXCO中日本の高速道路・下りでの10km以上の渋滞回数は42回の予測(画像=NEXCO中日本)

NEXCO中日本管内の下りの高速道路で10キロ以上の渋滞が56回発生すると予測されている図

NEXCO中日本の高速道路・上りでの10km以上の渋滞回数は56回の予測(画像=NEXCO中日本)

NEXCO中日本によると、2025年12月26日~2026年1月4日の年末年始期間中、10km以上の渋滞はNEXCO中日本管内の高速道路で合計98回と予測されている。下りは1月2日、上りは2日と3日がピークとなる見込みで、中央道では、1月2日に上りの小仏トンネル付近で最大25kmの渋滞が予測されている。昨年と同程度の混雑が見込まれるため、分散利用や時間帯の工夫が必要だ。

中央道の最難関・小仏トンネルの渋滞を避けるには? 年末年始の渋滞原因と最適な回避時間帯

中央道の年末年始渋滞を避けるためには、混雑のピーク時間帯を外すのが最も効果的だ。下りは朝8〜11時、上りは午後3〜7時に渋滞が集中するため、午前6時前の早朝に出発することや深夜帯の移動を選ぶだけで、混雑の多くを回避できる。また、最大のボトルネックである小仏トンネル付近をピーク時間に通過しないよう移動計画を立てることも、渋滞回避に非常に有効だ。

緩やかな上り坂(サグ部)で渋滞が発生しやすいことを示す模式図

緩やかな上り坂(サグ部)では渋滞が起こりやすい(画像=NEXCO東日本)

一方で年末年始の中央道が渋滞しやすいのは、構造的要因が重なっているためである。小仏トンネル付近(上り線)は3車線から2車線へ減少し、下り坂の後に緩やかな上り坂(サグ部)が続くことから、交通が集中すると必ず速度低下が生じる区間として国交省の検討会でも指摘されている。

また、下りの相模湖IC付近は観光需要で混雑しやすく、高井戸IC〜国立府中ICの都心寄り区間も年間を通じて交通量が多い。これらのボトルネックが重なることで、年末年始は特に渋滞が発生しやすくなる。

中央道の年末年始渋滞まとめ|日別の混雑区間とピーク時間を一覧で解説

中央道の年末年始の下りでは、12月28日から1月3日にかけて日野バス停や相模湖IC付近を中心に10〜20kmの渋滞が発生する。1月2日は最大20km・所要時間約60分と、期間中もっとも混雑が激しくなる見込み。ピークは朝8時〜11時に集中し、通常時より20〜45分の遅延が予想されるため、早朝の出発などでの回避が効果的だ。

下り

月 日 渋滞時間帯 渋滞発生箇所 最大渋滞長 通行所要時間
(ピーク時間)
12月28日 午前8時~午後1時 稲城IC⇒八王子IC 日野バス停付近から10km 約30分
(午前10時がピーク) (通常+約20分)
12月29日 午前8時~午後1時 稲城IC⇒八王子IC 日野バス停付近から10km 約30分
(午前10時がピーク) (通常+約20分)
12月30日 午前8時~午後2時 高井戸IC⇒八王子IC 日野バス停付近から15km 約45分
(午前9時がピーク) (通常+約30分)
12月30日 午前6時~午後2時 八王子IC⇒相模湖IC 相模湖IC付近から15km 約45分
(午前7時がピーク) (通常+約30分)
12月31日 午前9時~午後2時 稲城IC⇒八王子IC 日野バス停付近から10km 約30分
(午前10時がピーク) (通常+約20分)
12月31日 午前10時~午後1時 八王子IC⇒相模湖IC 相模湖IC付近から10km 約30分
(午前11時がピーク) (通常+約20分)
1月2日 午前8時~午後3時 高井戸IC⇒八王子IC 日野バス停付近から20km 約60分
(午前9時がピーク) (通常+約45分)
1月2日 午前8時~午後1時 八王子IC⇒相模湖IC 相模湖IC付近から10km 約30分
(午前9時がピーク) (通常+約20分)
1月3日 午前9時~午後2時 高井戸IC⇒国立府中IC 府中バス停付近から10km 約30分
(午前11時がピーク) (通常+約20分)

上り

月 日 渋滞時間帯 渋滞発生箇所 最大渋滞長 通行所要時間
(ピーク時間)
12月26日 午前5時~午前9時 国立府中IC⇒高井戸IC 高井戸出口付近から10km 約25分
(午前6時がピーク) (通常+約15分)
12月28日 午後4時~午後8時 大月IC⇒八王子JCT 小仏トンネル付近から15km 約60分
(午後5時がピーク) (通常+約45分)
12月29日 午後3時~午後8時 上野原IC⇒八王子JCT 小仏トンネル付近から15km 約60分
(午後4時がピーク) (通常+約45分)
12月30日 午後2時~午後9時 大月IC⇒八王子JCT 小仏トンネル付近から15km 約60分
(午後4時がピーク) (通常+約45分)
1月1日 午後2時~午後9時 大月IC⇒八王子JCT 小仏トンネル付近から15km 約60分
(午後4時がピーク) (通常+約45分)
1月2日 午前9時~午後2時 国立府中IC⇒高井戸IC 高井戸出口付近から15km 約40分
(午前10時がピーク) (通常+25分)
1月2日 午後3時~午後9時 八王子IC⇒稲城IC 国立府中IC付近から10km 約25分
(午後4時がピーク) (通常+約15分)
1月2日 午前11時~翌0時 大月IC⇒八王子JCT 小仏トンネル付近から25km 約100分
(午後4時がピーク) (通常+約80分)
1月3日 午前9時~午後1時 国立府中IC⇒高井戸IC 高井戸出口付近から10km 約25分
(午前10時がピーク) (通常+約15分)
1月3日 午後3時~午後7時 八王子IC⇒稲城IC 国立府中IC付近から10km 約25分
(午後4時がピーク) (通常+約15分)
1月3日 午前11時~翌0時 大月IC⇒八王子JCT 小仏トンネル付近から20km 約80分
(午後4時がピーク) (通常+約65分)
1月4日 午前11時~午後8時 大月IC⇒八王子JCT 小仏トンネル付近から15km 約60分
(正午がピーク) (通常+約45分)

ETC休日割引は年末年始には適用されないので注意

通常、ETC搭載車を対象に土日祝日に実施されている「休日割引」は、年末年始期間の2025年12月27日~2026年1月4日には適用されない。渋滞の集中を避けるための措置で、高速道路の利用者には、日程をずらした分散移動が推奨されている。一方で、深夜割引は期間中も適用されるため、出発時間を深夜帯にずらすことで負担を抑えられる場合がある。

また、渋滞時の走行中は車間距離の確保や安全運転を意識することが大切だ。移動前にNEXCO中日本の「ドラぷら 」や日本道路交通情報センターの「JARTIC 」などのリアルタイム交通情報を確認したい。

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