日本の絶景ドライブルート

能登島(石川県)。能登島大橋とツインブリッジのとで、七尾湾をひとまたぎして島ドライブへ

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け

須藤英一
2023.09.27

写真1 能登島大橋展望台から眺める能登島大橋。白い橋が真っすぐ和倉温泉へと延びる(地図1)。

2023.09.27

写真1 能登島大橋展望台から眺める能登島大橋。白い橋が真っすぐ和倉温泉へと延びる(地図1)。

1年点検を受けると、だれにでもチャンス

四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。今回は、石川県にある能登半島の東側、七尾湾に浮かぶ県内最大の有人島、能登島へ。七尾湾に架かる2本の橋で能登島へ渡ります。

能登島大橋で能登島へ。真っ白な橋と青い海のコントラストを楽しむ

和倉温泉と能登島を結ぶ能登島大橋は、全長1,050mと石川県で一番長い橋。真っすぐに延びる橋で吊り橋ではないために空が広く感じられ、真っ白な橋と青い海が七尾湾の穏やかな風景に溶け込む。見ているだけでも美しく、能登島のシンボルになりつつある。七尾市石崎町側の能登島大橋ロードパークからは、この橋を眺めることができる。一方、能登島側にも能登島大橋展望台があり、白い橋の向こうには海岸沿いに和倉温泉を望むことができる。

能登島大橋ロードパークから見た能登島大橋

写真2 能登島大橋ロードパークから見た能登島大橋。船を通すために一部が高くなっており、ここからは橋の曲線美を楽しみたい(地図2)。

ツインブリッジのとは斜張橋。橋のバリエーションも楽しい

能登島の北西にあるのがツインブリッジのと。能登島大橋に次いで作られた斜張橋で、全長は620m。中島町側にはパノラマ展望台があり、ここからは美しい斜張橋と海の青さがマッチした眺めが楽しめる。この2本の橋を使うことで能登島をめぐる周回ドライブルートが楽しめるようになった。

ツインブリッジのとの正式名称は中能登農道橋。延長は620m。

写真3 ツインブリッジのとの正式名称は中能登農道橋。延長は620m(地図3)。

能登島にはキャンプ場をはじめ海水浴場など観光施設が点在し、信号も少ないことからドライブやツーリングを楽しむ絶好のルートになっている。道は海岸線に沿って走っており、島を一回りしながらどこからでも海を楽しめるのがうれしい。途中にあるのとじま水族館(地図4)では、能登半島近海に回遊してくる魚を中心に約500種4万点の生物を見ることができる。


ドライブルート 能登島大橋・ツインブリッジのと(石川県)

能登半島の七尾湾に浮かぶ能登島へ渡る2つのアクセスルートが能登島大橋とツインブリッジのとだ。能登島は海沿いの道路や山道と、爽快なドライブが楽しめる道路が多い。能登島大橋へは、国道249号七尾田鶴浜バイパス・和倉ICから約4km。ツインブリッジのとへは、能越道・横田ICから約8km。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

仕様:A4判・136ページ 定価:2,200円(税込み)
発行:JAFメディアワークス

地元の知る人ぞ知る国宝級の絶景景観を眺めながら泊まれる全国のキャンプ地を、エリア別に130か所以上紹介します。

「絶景」を著名カメラマン・キャンパー・インフルエンサーによる質の高い写真で彩りながら、絶景を天空・湖畔・岩壁・草原・山・離島・ビル群(夜景)などさまざまな見立てと、キャンプ地の魅力を季節・時間帯・視点等でまったく違う装いを見せる写真も同時に掲載しました。各キャンプ場の設備データに加え、300カットを超えるボリューム感と「いつか行きたい」と思わせる質の高い写真で構成。写真集やエリア・キャンプ情報誌として書棚に飾りたい1冊です。

お買い求めは、全国の書店、ネット通販サイトをご利用ください。

須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。

日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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