写真1 能登島大橋展望台から眺める能登島大橋。白い橋が真っすぐ和倉温泉へと延びる(地図1)。

能登島(石川県)。能登島大橋とツインブリッジのとで、七尾湾をひとまたぎして島ドライブへ

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。今回は、石川県にある能登半島の東側、七尾湾に浮かぶ県内最大の有人島、能登島へ。七尾湾に架かる2本の橋で能登島へ渡ります。

目次
  • 令和6年能登半島地震に伴い、車両通行止めとなっている可能性があります。

能登島大橋で能登島へ。真っ白な橋と青い海のコントラストを楽しむ

和倉温泉と能登島を結ぶ能登島大橋は、全長1,050mと石川県で一番長い橋。真っすぐに延びる橋で吊り橋ではないために空が広く感じられ、真っ白な橋と青い海が七尾湾の穏やかな風景に溶け込む。見ているだけでも美しく、能登島のシンボルになりつつある。七尾市石崎町側の能登島大橋ロードパークからは、この橋を眺めることができる。一方、能登島側にも能登島大橋展望台があり、白い橋の向こうには海岸沿いに和倉温泉を望むことができる。

能登島大橋ロードパークから見た能登島大橋

写真2 能登島大橋ロードパークから見た能登島大橋。船を通すために一部が高くなっており、ここからは橋の曲線美を楽しみたい(地図2)。

ツインブリッジのとは斜張橋。橋のバリエーションも楽しい

能登島の北西にあるのがツインブリッジのと。能登島大橋に次いで作られた斜張橋で、全長は620m。中島町側にはパノラマ展望台があり、ここからは美しい斜張橋と海の青さがマッチした眺めが楽しめる。この2本の橋を使うことで能登島をめぐる周回ドライブルートが楽しめるようになった。

ツインブリッジのとの正式名称は中能登農道橋。延長は620m。

写真3 ツインブリッジのとの正式名称は中能登農道橋。延長は620m(地図3)。

能登島にはキャンプ場をはじめ海水浴場など観光施設が点在し、信号も少ないことからドライブやツーリングを楽しむ絶好のルートになっている。道は海岸線に沿って走っており、島を一回りしながらどこからでも海を楽しめるのがうれしい。途中にあるのとじま水族館(地図4)では、能登半島近海に回遊してくる魚を中心に約500種4万点の生物を見ることができる。


ドライブルート 能登島大橋・ツインブリッジのと(石川県)

能登半島の七尾湾に浮かぶ能登島へ渡る2つのアクセスルートが能登島大橋とツインブリッジのとだ。能登島は海沿いの道路や山道と、爽快なドライブが楽しめる道路が多い。能登島大橋へは、国道249号七尾田鶴浜バイパス・和倉ICから約4km。ツインブリッジのとへは、能越道・横田ICから約8km。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

仕様:A4判・136ページ 定価:2,200円(税込み)
発行:JAFメディアワークス

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お買い求めは、全国の書店、ネット通販サイトをご利用ください。

須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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