空と緑の境界線がダイレクトに目に飛び込んでくる、ダイナミックな高原らしい道路だ
写真1 空と緑の境界線がダイレクトに目に飛び込んでくる、ダイナミックな高原らしい道路だ

県道39号笹ヶ峰高原(新潟県)。異国情緒にあふれた山麓が広がる山岳ドライブルート

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

新潟県の妙高市の市街地から、笹ヶ峰高原へ続く唯一の主要ルートである県道39号。標高1,300mのヨーロッパの高原ような広大な景色が楽しめるルートです。
四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

目次

牧歌的な大パノラマが迎えてくれる笹ヶ峰高原

ALT 道路のすぐ脇に牧場が点在する笹ヶ峰ならではの光景が広がる。緑の絨毯の中に道路や歩道が吸い込まれていくような景色だ

写真2 道路のすぐ脇に牧場が点在する笹ヶ峰ならではの光景が広がる。緑の絨毯の中に道路や歩道が吸い込まれていくような景色だ

新潟県にある笹ヶ峰高原は、妙高山の南西にあり妙高連峰の山々に囲まれた盆地状の高原である。標高約1,300mに広がるこの高原に遅い春が訪れるのは5月の連休の前。牧草地に牛が放牧され樹木が点在する風景は、まるでヨーロッパの高原を思わせる。今回はこんな高原を走るルートを紹介する。森の静かな風景が魅力だ。

ALT シラカバやハルニレなどの林の区間は、深い緑の陰と明るい日差しの中を交互に走り抜ける

写真3 シラカバやハルニレなどの林の区間は、深い緑の陰と明るい日差しの中を交互に走り抜ける

標高が上がるにつれて広がる高原風景

ALT ひっそりと佇む「笹ヶ峰」と記載された石碑は、ここが目的地であることを実感させてくれるスポット

写真4 ひっそりと佇む「笹ヶ峰」と記載された石碑は、ここが目的地であることを実感させてくれるスポット

高原に向かうには、上信越自動車道の妙高高原ICから県道39号を西へ走る。山あいのカーブが続くワインディングロードを走ると標高がぐんぐんと上がっていくのがわかる。高原に近づくと空気がひんやりしてきて、草原に出た瞬間に視界が広がる。牧草地帯に出ると、高い空の下に遠くに連なる山々が見え、日常を忘れるほどの開放感が味わえる。

ALT 高原らしい景色が広がる笹ヶ峰一帯は盆地形状になっている

写真5 高原らしい景色が広がる笹ヶ峰一帯は盆地形状になっている

高原には自然を体験できる散策スポットが点在している

牧場を眺めながら走っていくとやがて終点の笹ヶ峰キャンプ場に着く。笹ヶ峰高原の魅力を楽しむには、途中にある笹ヶ峰グリーンハウスに立ち寄ってみよう。駐車場に車を停めて森林セラピーロードを散策するとハルニレの巨木やドイツトウヒの森、名水百選に選ばれている宇棚の清水や清水ヶ池など見どころが楽しめる。ドライブと散策で自然と一体になるような体験ができるだろう。


県道39号笹ヶ峰高原 データ

県道39号笹ヶ峰高原へは、上越自動車道・妙高高原ICから、国道18号を経由し約30分。また、冬期の11月から4月下旬までは通行禁止になるため、最新情報の確認が必須だ。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

県道39号笹ヶ峰高原の近くの日本遺産は、こちらをチェック!

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日本遺産 とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。

県道39号笹ヶ峰高原が走る新潟県にも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

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須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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