標高を上げるごとに視界が開ける、国道342号の直線路。周囲にはブナの原生林が広がっている
写真1 標高を上げるごとに視界が開ける、国道342号の直線路。周囲にはブナの原生林が広がっている

国道342号栗駒山北(秋田県)。ブナの緑と神の絨毯が広がる、栗駒山を貫く山岳ルート

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

国道342号の栗駒山北側は、秋田県横手市から岩手県一関市までを結ぶ国道のなかで、特に秋田県東成瀬村から栗駒山の山頂(県境)付近へと一気に駆け上がるダイナミックな山岳道路。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

目次

栗駒国定公園の中を進む圧巻の自然体験

ALT 秋には山全体が赤や黄色に染まる、日本屈指の紅葉ルート。険しい谷を一跨ぎする近代的な巨大橋とトンネルのおかげで、かつての険道はウソのように走りやすい道へと生まれ変わった

写真2 秋には山全体が赤や黄色に染まる、日本屈指の紅葉ルート。険しい谷を一跨ぎする近代的な巨大橋とトンネルのおかげで、かつての険道はウソのように走りやすい道へと生まれ変わった

栗駒山は秋田・岩手・宮城の3県にまたがる標高1,626mの活火山で、栗駒国定公園に指定されている。ここにある須川温泉へ北側から向かう国道342号が今回のルート。日本の原風景が色濃く残る東成瀬村を成瀬川に沿って走るが、道はとても走りやすく緩やかなカーブが続く爽快なルートで、東北らしい雄大な自然の変化を体感できる。

「雄大な自然」と「建設中の成瀬ダム」と出会う栗駒北麓をドライブ

成瀬川に沿って山間部の道路を走って行くと、目の前に 「要塞」 のような巨大建造物が出現する。これが現在建設中の東北最大級の成瀬ダムで、目の前に広がる工事現場のスケールに圧倒される。上流展望台、右岸展望台の2か所の展望台から、水のない今しか見ることのできない建設中の様子を見学することができる。工事は最盛期を迎えており2027年度には完成予定だ。

ALT 国道342号沿いの東成瀬村で建設が進む超巨大な「成瀬ダム」、工事風景はドライブ中必見の圧倒的スポットとなっている

写真3 国道342号沿いの東成瀬村で建設が進む超巨大な「成瀬ダム」、工事風景はドライブ中必見の圧倒的スポットとなっている

成瀬ダムを過ぎて山頂に近づくと視界が開け高原の中を行く。高速コーナーの連続で気持ち良くドライブを楽しんでいると目の前に栗駒山が見えてくる。途中には栗駒仙人水と呼ばれる湧き水がある。この水は地ビールや地酒に使用されている。ゴールの須川温泉は平安時代の昔から湯治場として知られている源泉掛け流しの強酸性の温泉で美しい景色も楽しめる。


国道342号栗駒山北 データ

栗駒山北へのアクセスは、東北自動車道・一関ICを出て国道342号線で栗駒山方面へ向かう。山間部ではガソリンスタンドが少ないため、市街地で給油をしておくといいだろう。また、冬季閉鎖期間があるため、事前に確認しておくと安心だ。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

国道342号栗駒山北の近くの日本遺産は、こちらをチェック!

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日本遺産 とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。
国道342号栗駒山北がある秋田県にも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

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太平洋の海と宇多川の流れが生んだ唯一無二の海岸道路。波の打ち寄せる荒々しい太平洋と、静かな潟湖の入り江となっている松川浦との美しさの対比は見事で、相馬の美しい景観を眺めながら気持ちの良いドライブが楽しめる

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須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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