年末年始2025-2026における常磐自動車道(東北エリア)の渋滞予測

【常磐道】2025–2026年 年末年始の渋滞予測。年末年始は関東寄りで1月2・3日に混雑見込み

首都圏に近い区間ではUターン集中で混雑の可能性

常磐自動車道(常磐道)の、年末年始期間(2025年12月26~2026年1月4日)における渋滞予測をNEXCO東日本が発表した。走行する区間によって混雑状況に差があり、東北エリアでは大規模な交通集中は限定的だ。

ただし、首都圏に近い区間では渋滞が発生する可能性がある。上り(東京方面)では、Uターン車両が集中する1月2日・3日を中心に混雑しやすく、利用する区間や時間帯によっては所要時間が大きく延びるおそれがある。常磐道を利用する際は、走行区間と時間帯を意識して計画したい。

目次

1月2日・3日はUターン集中で渋滞に注意

NEXCO東日本東北支社によると、東北地方の高速道路では、年末年始に交通量の増加は見られるものの、交通集中による5km以上の渋滞は発生しない見込みだ。交通量のピークは、下り方面が12月27日・30日、上り方面が1月3日と予測されており、出発日や時間帯をずらすことで比較的スムーズな移動が期待できる。

一方、谷田部IC・三郷JCT・流山IC・土浦北IC周辺など、首都圏に近い区間では渋滞が発生する見込み。Uターンラッシュが本格化する1月2日・3日の午後から夕方にかけて、10~20km規模の渋滞が想定されている。

常磐道の関東寄り区間では、Uターンラッシュが本格化する1月2日・3日の午後から夕方にかけて、上り(東京方面)を中心に渋滞が発生する見込み。谷田部IC~三郷JCT、柏IC付近では最大20km規模の混雑が予測されている。渋滞を避けたい場合は、夕方のピークを外して早めに移動する、夜間や深夜帯を選ぶ方法も。

上り

月 日 渋滞時間帯 渋滞発生箇所 最大渋滞長 通行所要時間
(ピーク時間)
1月2日 午後3時~午後8時 谷田部IC⇒三郷JCT 三郷JCT付近から20km 約60分
(午後5時がピーク) (通常+約45分)
1月3日 午後3時~午後7時 谷田部IC⇒流山IC 柏IC付近から20km 約50分
(午後5時がピーク) (通常+約35分)
1月3日 午後3時~午後7時 岩間IC⇒土浦北ICIC 千代田石岡IC付近から10km 約20分
(午後5時がピーク) (通常+約15分)

東京~仙台の渋滞回避ルートとして、東北道が混む日は常磐道も検討したい

東北自動車道ルートと常磐自動車道ルートを示した地図

東北道ルートと常磐道ルート(画像=NEXCO東日本)

東京~仙台方面の移動では、混雑する日にちや時間帯を避けるのが基本だが、日程調整が難しい場合はルート変更も有効な渋滞回避策だ。一般に、法定速度で走行した場合の所要時間は東北道ルートのほうが短いとされている。しかし、年末年始のように東北道で大規模な渋滞が発生する日は、常磐道ルートのほうが結果的に早く到着するケースもある。

2025年1月2日における東北道ルートと常磐道ルートの所要時間差(常磐道が最大50分短縮)

東北道ルートと常磐道ルートでは、最大50分程度常磐道ルートが短縮(2025年1月2日)(画像=NEXCO東日本)

過去の年末年始期間(2025年1月2日)では、東北道上りの渋滞ピーク日に、常磐道ルートが最大で約50分短縮された事例が確認されている。

2025~2026年の年末年始も、東北道では下り最大25km、上り最大35kmの渋滞が予測されており、状況次第では常磐道が渋滞回避ルートとなる可能性もある。東京⇔仙台方面を移動する際は、東北道に限定せず、常磐道を含めて複数ルートを比較しながらの判断も有効だ。

年末年始はETC休日割引が使えない! 渋滞予測と事前確認を

2025年12月27日~2026年1月4日の年末年始期間は、ETC休日割引が適用されず、常磐道を含む高速道路は通常料金での走行となる。 一方、深夜割引は期間中も適用されるため、出発時間を深夜帯にずらすことで負担を抑えられる場合がある。

渋滞予測は過去の実績をもとにしたものであり、事故や天候などにより状況が変わる可能性がある。出発前や移動中は、「ドラとら 」や「iHighway 」「JARTIC 」などで最新の交通情報を確認し、状況に応じて柔軟に計画を調整したい。

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