瓶ヶ森林道(高知県・愛媛県)。石鎚連峰・雲海・紅葉・霧氷を楽しむ27kmの旅
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
四国山脈の尾根を縫うように走る「瓶ヶ森(かめがもり)林道」は、高知県と愛媛県の県境沿いに走る全長約27kmの天空のドライブルート。「UFOライン」の愛称で親しまれている。石鎚(いしづち)連峰や土佐湾を望む大パノラマが広がり、雲海・紅葉・霧氷など四季折々の絶景が訪れる人を魅了します。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。
四国山脈の尾根沿いを走り、車窓から石鎚連峰や土佐湾まで見渡せる
写真2 瓶ヶ森林道の絶景。緑深い山々を縫うように走るワインディングロードと澄み渡る青空が広がる、人気のドライブスポット
瓶ヶ森林道は、高知県と愛媛県にまたがる林道で四国山脈の尾根を27kmにわたり貫く天空のドライブコースとなっている。最高地点の標高は1,690mもあり、石鎚連峰や土佐湾まで見渡すことができる大パノラマや、雲海・紅葉・霧氷など、四季折々の大自然を堪能できる。また瓶ヶ森や伊予富士などの山々への登山口があり、1時間ほどで登頂できる。
雲海・紅葉・霧氷——四季それぞれに絶景を織りなす
写真3 霧に包まれた緑深い山々と中央にそびえるピークが印象的な、人気のドライブ&登山スポットである
瓶ヶ森林道の北側の入り口は、国道194号寒風山トンネルの高知県側出口にあり、ここから桑瀬峠へ上っていくと林道の入り口になる。道は全面舗装されているので安心して走れるが、1.5車線程度の狭い区間が多い。高所を走るために全線にわたって眺めが良く、走りながらも四国山脈最深部の絶景が堪能できる。10月の中旬頃になると紅葉が始まり、山が赤や黄色に染まっていくが、11月頃になると霧氷を見ることもできる。
「UFOライン」と呼ばれる理由は?
この道は「雄大な峰が続く道」という「雄峰ライン」とも呼ばれていたが、UFO(未確認飛行物体)の目撃情報から「UFOライン」とも呼ばれている。またクルマのテレビCMで採用されたこともあり知名度が高まっている。瓶ヶ森林道の南側は石鎚スカイラインに接続されているために、石鎚スカイラインを走ってきた場合、よさこい峠からそのまま瓶ヶ森林道に入ることができる。
瓶ヶ森林道 データ
瓶ヶ森林道へのアクセスは、国道194号(そらやま街道)から分かれて桑瀬峠・寒風山方面へ上ると20分ほどで到着する。石鎚スカイラインからも5分程度でよさこい峠に到着。そこから林道が始まる。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
瓶ヶ森林道近くの日本遺産は、こちらをチェック!
日本遺産
とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。
瓶ヶ森林道が走る高知県・愛媛県にも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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