銚子ドーバーライン(千葉県)。潮風を浴びながら「東洋のドーバー」の真上を走る、断崖絶壁ストレート
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
潮風を浴びながら「東洋のドーバー」の真上を走る断崖絶壁ストレート、銚子ドーバーラインをドライブします。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。
ドーバー海峡に匹敵するほどの絶景上を走る道路
国道126号の三崎町付近から屏風ケ浦(びょうぶがうら)に沿って、犬吠埼(いぬぼうさき)へ向かう道路が銚子ドーバーライン。千葉県道286号愛宕山公園線の愛称で、以前は銚子有料道路と呼ばれていたが、2003年5月に無料開放された。ドーバーとは屏風ケ浦の風景がイギリスと南東部のドーバー海峡に面する白い崖に匹敵することから「東洋のドーバー」と呼ばれるようになったためで、その上を走る県道を銚子ドーバーラインと名付けた。
写真2 関東では珍しい、アップダウンの激しいストレート(撮影エリアは地図2を参照)
犬吠埼につながる約6.5kmの観光道路で断崖絶壁の高台の上を走っており、ほぼ真っすぐで大きなアップダウンがあるために道そのものが長く感じる、関東では数少ない直線路だろう。海岸に沿って走るため、潮の匂いも感じ、気持ちの良いドライビングが楽しめる。ドーバーラインを走り終えたら、そのまま「地球の丸く見える丘展望館」へ向かうのがおすすめだ。展望台から、今走ってきたばかりの屏風ケ浦の全景を遠くに眺めることができる。
写真3 間近で見る屏風ケ浦。まるでどこかの大陸に来たかのような光景だ(撮影エリアは地図3を参照)
遊歩道を歩いてゆけば、屏風ケ浦を間近に眺められる
車からは見ることができなかった屏風ケ浦を間近に見るなら、銚子マリーナ海水浴場から屏風ケ浦沿いに続く遊歩道を歩いていくのが良い。屏風ケ浦の下に出るので、間近にその雄大な姿を見ることができる。「東洋のドーバー」と呼ばれる訳を納得するだろう。ただし遊歩道は波打ち際につき、風の強い日は波をかぶることがあるので注意。
銚子ドーバーライン(千葉県)データ
「東洋のドーバー」と呼ばれる海食崖の景勝地・屏風ケ浦の上を走る、千葉県道286号愛宕山公園線。犬吠埼へとつながる、約6.5kmの観光道路だ。道路から太平洋や屏風ケ浦は望めないが、ゆるやかにアップダウンを繰り返しながら気持ちのいいストレートが犬吠埼に向かって延びてゆく。東関東自動車道・佐原香取ICからは利根川沿いに走って約39km。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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