しまなみ海道(広島県・愛媛県)。島々が織りなす瀬戸内海の風情を存分に味わえる7つの架け橋
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
瀬戸内海の風情を存分に味わえる、しまなみ海道をドライブします。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。
7本の橋で広島から愛媛へと島々をつなぐ全長約60kmのルート
しまなみ海道とは正式には西瀬戸自動車道という本州四国連絡道路の尾道(おのみち)・今治(いまばり)ルートの自動車専用道路。広島から愛媛へと島々をつなぐ全長約60kmのルートで7本の橋が架かり、瀬戸内海の風情を存分に楽しみながらドライブができる。白砂青松の海岸やたくさんの島々が織りなす眺めは美しく、その上をたいへん気持ちよく走り抜けることができる。ゆっくりと一日かけて走るほどの価値あるルート。
写真2 紺碧の瀬戸内海に映える美しい白亜の多々羅大橋(撮影エリアは地図2を参照)
尾道から進むとまずは新尾道大橋を渡り因島(いんのしま)大橋を越えると因島。室町から戦国時代にかけて瀬戸内海で活躍した村上水軍ゆかりの島で、白滝山の展望台からパノラマ風景が楽しめる。生口(いくち)橋を渡ると、全国でも有数の柑橘類の生産地である生口島。そして次に現れるのが、洗練された美しさの多々羅大橋。橋の手前にある瀬戸田PAで休憩すると、この橋の美しさを見ることができる。多々羅大橋を渡ると、神の島と呼ばれた大三島がある。
写真3 世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」。時期により、週末の日没から夜間にかけてライトアップされる(撮影エリアは地図3を参照)
「亀老山展望公園」からの眺めは息をのむほど
大三島橋を越えると伯方(はかた)島で、伯方の塩の発祥の地として知られている。伯方・大島大橋を渡ると大島に着く。この島の南端にある「亀老山展望公園」は絶景スポットとして有名で、パノラマ展望台ブリッジからは、世界初の三連吊橋「来島(くるしま)海峡大橋」と日本三大急潮のひとつ「来島海峡」の潮流が望める。この橋を渡ると今治になるが、ここにも来島海峡大橋を眺める糸山公園があり、展望台や来島海峡展望館がある。
ドライブルート しまなみ海道(広島県・愛媛県)
広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道は、尾道市の一般国道2号バイパスの高須ICから今治市の一般国道196号バイパスに今治ICで接続し、瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結ぶ絶景ロード。四国と本州を結ぶ橋のなかでは唯一自転車で走ることができ、「サイクリストの聖地」としても名を馳せている。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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