比叡山ドライブウェイ(滋賀県・京都府)。昼は琵琶湖、夜は夜景をゆっくりと楽しむ優雅なクルージング
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
今回は、昼は琵琶湖、夜は夜景をゆっくりと楽しむ比叡山(ひえいざん)ドライブウェイを走ります。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。
日本仏教の聖地のひとつ、比叡山へ向かう快走路
約1,200年前に最澄が開いた比叡山延暦寺(えんりゃくじ)。天台宗の総本山で日本仏教の聖地とも言われ、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。京都と大津を結ぶ京都府道・滋賀県道・下鴨大津線の田ノ谷(たのや)峠から、琵琶湖や大津市街を眺めながら比叡山へ向かうのが、この比叡山ドライブウェイ。この道は比叡山から先、仰木(おおぎ)へは奥比叡ドライブウェイに続いている。
写真2 琵琶湖の眺めを楽しみながら、のんびり走るのもまたいい(撮影エリアは地図2を参照)。
田ノ谷峠ゲートから上りはじめると、この道の見どころのひとつである琵琶湖が見えてくる。まずは夢見が丘展望台の広い駐車場に車を止めて、ゆっくりと琵琶湖の眺めを楽しむ。道はコーナーが多く、上り続けるためにスピードは出せない。琵琶湖を眺めながらのんびり走るのがいい。
次は登仙台(とうせんだい)展望台に止まってみよう。ここからは琵琶湖方面以外に、京都市街の眺めも楽しめる。
写真3 S字コーナーの向こうに、宝石のようにきらめく光(撮影エリアは地図3を参照)。
ダイヤモンドのようにきらめく比叡山山頂からの夜景
比叡山山頂にある四明が嶽(しめいがだけ)駐車場からも、すばらしい眺望が楽しめる。ガーデンミュージアム比叡は夜景観賞ポイントとしても知られ、上から見下ろす琵琶湖と大津市、京都方面の光はダイヤモンドのようなきらめきを放つ。東塔エリア手前のトンネルを越えると広い駐車場があり、延暦寺の東塔エリアを参拝できる。ここから先は奥比叡ドライブウェイとなり、延暦寺の西塔エリアや横川エリアを走ることになる。そのまま下れば、琵琶湖大橋方面へと向かうこともできる。
比叡山ドライブウェイ(滋賀県・京都府)データ
大津市の田ノ谷峠から比叡山山頂までの、およそ8.1kmを結ぶ有料自動車道。琵琶湖の眺めはもちろん、沿道には木々が立ち並び、桜、新緑、紅葉、雪景色といった四季折々の表情が楽しめる。澄んだ空気の中で眺める、山頂からの夜景もおすすめ。豊かな自然に包まれながら、快適なドライブを楽しむことができる。総合案内・料金所まで西大津バイパス・坂本北ICからは約13km。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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