日本の絶景ドライブルート

和歌山県道40号樫野串本線で紀伊大島へ。青い空に白い橋、本州最南端ドライブを楽しむ

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け

須藤英一
2023.11.27

写真1 県道40号は、無人島の苗我島(みょうがしま)を足がかりにループを描き、アーチ橋で紀伊大島へと向かう。(撮影場所は地図1参照)。

2023.11.27

写真1 県道40号は、無人島の苗我島(みょうがしま)を足がかりにループを描き、アーチ橋で紀伊大島へと向かう。(撮影場所は地図1参照)。

黒潮が流れる太平洋に架かったループ橋で、紀伊大島へ。青い空に白い橋がひときわ映える和歌山県道40号樫野串本(かしのくしもと)線の魅力を、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

本州最南端の地にある島へ、ループ橋を渡って

紀伊半島の南にある潮岬(しおのみさき)は本州最南端の地。目の前には緩やかな弧をえがいて太平洋が広がり、手の届くところに黒潮が流れている。そんな潮岬の東にある紀伊大島は、串本と橋で結ばれている。この橋がくしもと大橋で、青い海に映える白いアーチ式の橋とループ橋があり、潮岬周辺の観光名所となっている。ループ橋が386m、アーチ橋が290mあり、青い空に白い橋がひときわ目立つ。

町を眺めて走る直線、海上にせり出すループ

写真2 町を眺めて走る直線、海上にせり出すループ。(撮影場所は地図2参照)

串本から進むと、まずは真っ直ぐな道が現れるが、これは橋ではなく堤防の上の道だ。串元市街を眺めながら走る、海の上を渡るような直線は気持ちがいい。そして海上にせり出したループ橋を上ると苗我島になり、ここから紀伊大島へはアーチ式の橋で渡る。橋を渡り終えたところには駐車場があり、ここの展望台からは太平洋をはじめ、今走ってきたくしもと大橋や串本の町が展望できる。

苗我島を越えるとアーチ橋を渡り、いよいよ紀伊大島だ

写真3 苗我島を越えるとアーチ橋を渡り、いよいよ紀伊大島だ。(撮影場所は地図3参照)

紀伊大島を横断し、潮岬で締めくくる

紀伊大島は周囲28kmとかなり大きな島で、海がきれいなため、スキューバダイビングのポイントも多い。また釣り客にも人気がある。ドライブなら、くしもと大橋から県道40号で島を横断して走ってみるのもおもしろいだろう。島の東端には明治3年に建造された日本最古の石造りの灯台「樫野埼灯台」や、トルコとの友好関係の証となるトルコ記念館 がある。帰りには本州最南端の潮岬には必ず立ち寄ってみたい。望楼の芝と呼ばれる芝生が広がり、その向こうには太平洋がどこまでも続いている。潮岬灯台の展望台からの眺めもすばらしく、地球が丸く見える。


ドライブルート 和歌山県道40号樫野串本線 紀伊大島

和歌山県道40号は、紀伊大島の串本町樫野から島の尾根沿いを通り、くしもと大橋を経て同町串本をつなぐ約12km の道のり。串本町へは紀勢自動車道・すさみ南ICから車で約23km。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

仕様:A4判・136ページ 定価:2,200円(税込み)
発行:JAFメディアワークス

地元の知る人ぞ知る国宝級の絶景景観を眺めながら泊まれる全国のキャンプ地を、エリア別に130か所以上紹介します。

「絶景」を著名カメラマン・キャンパー・インフルエンサーによる質の高い写真で彩りながら、絶景を天空・湖畔・岩壁・草原・山・離島・ビル群(夜景)などさまざまな見立てと、キャンプ地の魅力を季節・時間帯・視点等でまったく違う装いを見せる写真も同時に掲載しました。各キャンプ場の設備データに加え、300カットを超すボリューム感と「いつか行きたい」と思わせる質の高い写真で構成。写真集やエリア・キャンプ情報誌として書棚に飾りたい1冊です。

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須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。

日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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