裏磐梯の湖沼を爽快にドライブ! 磐梯吾妻レークライン
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。 今回は、福島県の磐梯山周辺を巡る景勝ルートのひとつである、磐梯吾妻(ばんだいあづま)レークラインを走ります。
季節ごとに色を変える景勝ワインディングロードだ
磐梯山の北側にある桧原(ひばら)湖、小野川湖、秋元湖は1888年の磐梯山の大噴火によってできた。この湖沼地帯を走るのが磐梯吾妻レークラインで、春であれば新緑の中を走りながら所々から見える湖を楽しむことができる。
正面には四季折々の姿で吾妻連峰の頂を望める。
裏磐梯の中心部から始まるこの道は上り始めるとすぐに涼風(りょうふう)峠という小野川湖を眺めるパーキングに着く。ここから見る夕焼けの小野川湖は神秘的だ。
次のパーキングは三湖パラダイスというビューポイント。桧原湖、小野川湖、秋元湖の3つの湖を一望しその向こうにはこの湖を作った磐梯山を眺めることができる。大パノラマとまではいかないが味わいのある風景だ。
秋元湖は裏磐梯の3湖の中でも水深が一番深く、天然のダムの役割も担う。
その後山間部をしばらく走ると、この道のハイライトである中津川渓谷へ。ここは県下で有数の渓谷美を誇るだけあって、大きな駐車場とレストハウスがある。ここに車を止めて中津川渓谷を散策することもできる。中津川がつくりあげた深い谷は紅葉の名所としても有名だが、川のせせらぎや鳥の声が聞こえる新緑の頃や夏も涼しく美しい。
さらに道は秋元湖の北岸を進み森の中を気持ちよく走る。秋元湖の東端にもパーキングがあり、ここから湖を眺めるとその大きさを知ることができる。
データ
磐梯吾妻レークラインの名称は、桧原湖、小野川湖、秋元湖と湖を展望できる道であることから公募によって決まった。東北自動車道の二本松ICから国道459号を約20kmほど進むと磐梯吾妻レークラインへの分岐となる。レークラインの距離は約13km程だが、磐梯吾妻スカイラインや磐梯吾妻ゴールドラインなどのルートと組み合わせて巡ることも可能だ。福島市からは国道115号を約48kmほど進むとレークラインの入り口にアクセスできる。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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