キンタロー。の前田敦子ものまねイラスト
聞き手・構成=張江浩司 / 編集=中野藍人 / イラスト=本 秀康

キンタロー。大ブレークネタ「フライングゲット」の誕生秘話〈AKB48 / フライングゲット〉

キンタロー。さんが語る、人生を励ましてくれたドライブミュージックたち
キンタロー。

今月選曲を担当するのは、お笑いタレントのキンタロー。さん。第2回目は大ブレークのきっかけになった「フライングゲット」ネタの誕生秘話と、新ネタをどうやって考えているかを伺いました。



音楽好きの著名人たちが、月替わりで自動車やドライブにまつわる音楽との思い出とともに至高のドライブミュージックを4曲紹介します。

目次

2. AKB48 / フライングゲット

キンタロー。の新ネタはどうやって生まれる?

この曲がリリースされた2011年は、私がちょうど上京した頃でした。でも父の具合が悪くて、お見舞いのために愛知の実家によく帰っていたんです。地元では生活にクルマが欠かせなくて、家族共用で使っている、シルバーの三菱ミニカ タウンビーによく乗っていました。「フライングゲット」はそこで妹と一緒にクルマに乗っているときに、初めて聴いたんですよ。アップテンポでノリもいいから、ドライブにはすごく合ってましたね。

この曲を使ったネタを初めて披露したのは事務所のライブでした。当時、AKB総選挙で前田敦子さんが1位に返り咲いたときの曲として大ヒットしていたナンバーで、私もダンス経験を生かして最後に踊ろうと決めました。

ネタを思い付くきっかけはバラバラなんですよね。自分でゼロから考えることもあれば、SNSをエゴサして「キンタロー。は〇〇に似てる」と書いてあったのがきっかけになることもあります。

営業でイベントに行くときも、いただいたお仕事のニーズにあったネタをやりたいんですけど、細かい部分が現場に行くまでわからないこともあります。この間、TBC(東北放送)のイベントに出させてもらって、「モリーノ」というキャラクターと一緒にステージに出たんです。事前にモリーノがどんなキャラクターなのか知りたかったんですけど資料が手違いで届かなくて、どうしようかなと思いながら進めていたら「2人でM-1の漫才やります! 」って口走っちゃったんです(笑)。そこからはモリーノの声もやりながら一人二役で即興漫才やりきりました。わりとウケたんでホッとしましたね。練習する良さもありますけど、現場で感じ取ったものをすぐにやってみる面白さもあるなと思ってます。

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  • 応募締切:2025年7月4日(金)
  • オークションサイト、フリマアプリなどでの転売を禁止します。

キンタロー。

愛知県岡崎市出身。関西外国語大学短期大学部卒。大学時代に始めた競技ダンス(ラテン)で全国4位の成績を収める。その後、社交ダンス講師、OLなどを経て、2011年松竹芸能タレントスクール入学。2012年4月、30歳にしてピン芸人としてデビュー。デビュー1年で、前田敦子さん、光浦靖子さんなどのものまねネタでブレイクを果たす。その後ものまねレパートリーやギャグを増やしながら、2児の母になり日々子育てと仕事に奮闘。精進しつつ、2024年春に12年間在籍してきた松竹芸能を卒業し独立。

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