E.T.とテレパシーを送る古坂大魔王
聞き手・構成=張江浩司 / 編集=中野藍人 / イラスト=本 秀康

古坂大魔王の耳に今も残る、夏休み家族ドライブの思い出〈John Williams / Flying Theme From "E.T."〉

古坂大魔王さんが語る、ドライブ中の音楽の楽しみ方
古坂大魔王

今月選曲を担当するのは、お笑い芸人、音楽プロデューサーの古坂大魔王さん。4回目は古坂さんの幼少時代のエピソード。親戚の家へと向かう車内で、兄弟間で選曲しあったオリジナル編集カセットテープや、大好きだったという映画サントラにまつわる思い出を伺いました。

音楽好きの著名人たちが、月替わりで自動車やドライブにまつわる音楽との思い出とともに至高のドライブミュージックを4曲紹介します。

目次

4. John Williams / Flying Theme From "E.T."

「誰かと一緒に聴いた経験」に勝るものなし

この曲は生まれて初めて買った4枚のレコードのうちの一つです。他は「ドリフの早口ことば」、「ドリフのわんダードッグ」、さだまさしさんの「恋愛症候群」。その中でもやっぱりこの曲が一番好きで、古坂大魔王単独ライブのエンディングに3回も使ったくらい。映画『E.T.』自体は1回しか観てないんですけど、人生でベストなサントラをあげるとしたらこれですね。聴いたら必ずあの自転車で飛ぶシーンが浮かぶじゃないですか。音楽は情景を喚起するものだし、歌詞がなくても伝わるんですよね。

僕は3人兄弟の次男なんですけど、当時は兄貴が唯一レコードからカセットにダビングできるコンポを持ってまして。兄貴の机にダビングしてほしいレコードを置いておくと、ミックステープを作ってくれるんですよ。ラジオ番組にハガキで選曲リクエストを送るみたいな感じですよね。そのテープを流しながら、毎年夏休みに親戚の家まで1時間半、家族みんなでドライブしたのが思い出として強く残っています。ちょうど90分テープ1本分ですよ。僕はロッキーとかネバーエンディング・ストーリーとか、映画サントラのインスト曲ばっかり入れてもらってたから「なんで歌がないんだ!」って兄貴に怒られてました(笑)。でもプロレスの入場曲はインストでも許してもらえるという(笑)。今はクルマの中でもそれぞれスマホを見ていたりしますけど、こういう感じでみんなで聴いた音楽は体験として記憶に残ってますよね。一人で聴いた曲は、どんなに感動してもすぐ薄れちゃいますから。「誰かと聴いた」っていうことはすごく重要だと思うんです。

ちなみに僕がクルマの免許をとったのは35歳くらいで、けっこう遅かったんです。それまではどこに行くのもバイクでした。フュージョンとかアディバAD250とか、屋根付きで雨の日も走れる車種に乗ってて、防寒対策もバッチリしてたんですけど、「あれ? ここまでやるならクルマのほうがよくない?」と思って(笑)。初めて買ったクルマは中古で30万円のスマート・フォーフォーでした。アクセル踏んでから加速するまで2秒かかるんですよ。なのに、加速しはじめたら死ぬほど速い。めちゃくちゃ故障も多いし、見た目でクルマを選ぶのには懲りました(笑)。

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古坂大魔王さんのプレイリスト

古坂大魔王

こさか・だいまおう 1992年お笑い芸人「底ぬけAIR-LINE」 でデビュー。ピコ太郎プロデューサー。文部科学省・CCC大使、UNEP(国連環境計画)サステナビリティアクションアドバイザー。現在は、バラエティ番組をはじめ、コメンテーターとして情報番組への出演、世界のトップランナーと音楽、エンターテインメント等についてトークセッションを行うなど、幅広い分野で活躍中。

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