モデル=土屋怜果

電柱に路駐自転車…住宅街の狭い道、攻略のコツはこちら!

障害物の多い狭い道を走行するコツについて解説
菰田 潔(モータージャーナリスト)
目次

「スムースドライビング」について、動画でお伝えする運転レッスン。今回のテーマは「死角の多い狭い道の攻略法」です。スマートフォンのナビを利用して、友人の家まで運転したという土屋さん。ナビに従って走行していたところ、多くの曲がり角に加え電柱や路上駐車の自転車がある、狭い道に入り込んで困ってしまったそうです。狭い道を通るためのコツを学んでいきましょう。講師は菰田潔さん、生徒は土屋怜果さんです。

入り組んだ狭い道の走行を動画で解説

撮影協力=ファインモータースクール大宮校

ナビの確認、ミラーの調整…
進入前の準備が肝!

スマートフォンのナビでは、計算上の最短距離を表示する場合があるため、狭い道や通りづらい道が表示されることも。不慣れな住宅街などでは、少し遠回りでも広い道を選択した方が早く現地に到着する場合もあるので、事前にしっかりとルート確認を。また、狭い道を走行するには、どこまでが自分の車か、あらかじめ車両感覚をつかんでおくことが重要です。「『どこまでが自分の車?』車両感覚をつかむ練習法」であらかじめ、自分の車のサイズ感を理解しておくようにしましょう。車両感覚をつかみやすくするためには、周囲を見渡せるようアイポイントを高くする必要があります。そのためにも、すべての基本となる正しいドライビングポジションが重要となります。狭い道を走行する際には、精緻な運転技術が必要。ドアミラーを正しく調整し、左右をしっかり確認できる状態にして挑みましょう。

先に自転車がある曲がり角

アイポイントを高くし、先を見通して走行を。

一にも二にもアリさんブレーキ 
早めに切り返す勇気も大事

狭い道では、しっかりとスピードを落とし、正確なハンドル操作を行う必要があります。左折で狭い道に進入する場合は、車の「右前の角」がどこにあるかを意識。車をなるべく左に寄せ、運転席が進入路の角に来たらハンドルを切り、アリさんブレーキを使用して進入します。死角に電柱や障害物がある場合は、ソナー機能も有効。一度に曲がり切れない場合はギリギリまで迫らず、周囲を確認して早めに切り返しをするようにしましょう。

自転車があり曲がり切れない様子

曲がり切れない場合は無理せず切り返しましょう。

狭い曲がり角はコース取りを考えて 
「アウトインアウト」の極意とは

対向車がいない狭い道や一方通行の曲がり角で、道幅を有効に使うコース取りテクニックに「アウトインアウト」があります。曲がる角から遠い側(アウト)に車を寄せておいて、角に近い側(イン)を通り、遠い側(アウト)へ向けて走行するライン取りをするテクニックは、レースなどでは大きな半径で速く走行する技として知られていますが、狭い道の場合は小さな角を大きなカーブで曲がり、道幅を有効活用するテクニックになります。周囲の状況や道の先を見て安全を確認し、十分にスピードを落として行いましょう。

  • この企画で紹介しているのは、菰田潔さんの運転メソッドです。JAFの見解とは異なる場合があります。

JAFでは、交通安全とエコドライブの普及・啓発のためにさまざまな講習会を行っています。また、ウェブを活用した交通安全トレーニングや調査・実験データなど情報を提供しています。ぜひご覧ください。

菰田 潔

こもだ・きよし モータージャーナリスト、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長、BOSCH認定CDRアナリスト、JAF交通安全・環境委員会委員など。ドライビングインストラクターとしても、理論的でわかりやすい教え方に定評がある。

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