レシピ

暑い夏に食べたい「タイ料理」BEST3

川津幸子さんの「これ、作ってみて!」
川津幸子
2022.08.09

撮影=岡本真直 スタイリング=綾部恵美子 料理・文=川津幸子

2022.08.09

撮影=岡本真直 スタイリング=綾部恵美子 料理・文=川津幸子

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いつもより早く始まった今年の夏。モワーッとした熱気の中にいると、食欲が出なくて、ついつい冷たいものに手が出てしまいますね。そんななか、「いつも元気ですね」といわれる私のモットーは、「暑いときこそ、暑い国の料理を食べよう!」です。
初めてタイに行ったとき、あの照りつける太陽の下で、辛くて甘くて酸っぱくてうまいタイ料理の数々を、汗をかきながら食べたときの爽快感は忘れられません。がぜん元気が出て、その土地の気候と食べ物の関係って、うまくできているなあと感心しました。
暑さが厳しい夏のごはんに、タイ料理を作ってみませんか。巷では最近、ガパオライスが人気と聞きます。タイ料理ファンとしては負けてはならじ(?)と、おすすめのタイ料理をご紹介します。

ガパオライス

皿に盛られたガパオライス

炒めた鶏ひき肉を調味して、ごはんにのせたのが、ガパオライス。難しそうに思えるのが、その味つけですが、なんのことはない、ナンプラー、オイスターソース、しょうゆで簡単に作れます。「ガパオ」を意味するホーリーバジルは手に入りにくいので、香菜(パクチー)を使いましたが、ごはんにかけたおいしさは同じ。ぜひ、目玉焼きを添えてどうぞ! あなたはカリカリ目玉焼き派、それとも、しっとり派?

タイ風フライドチキン

皿に盛られたタイ風フライドチキン

今や、鶏のから揚げは、日本各地の自慢のから揚げのほか、韓国風、台湾風など、選ぶのに迷うほど。そんな百花繚乱のから揚げ界に、名乗りを上げたいのが、このタイ風フライドチキン。ナンプラーとにんにく、こしょうで下味をつけ、あとは小麦粉をまぶして揚げるだけと、いたってシンプルですが、揚げ立てに、甘いスイートチリソースをつけると、から揚げの香ばしさと塩味がぐんと引き立って、止まらなくなります。鶏肉は、骨つきの手羽元のほか、鶏スペアリブもおすすめですが、手軽に鶏もも肉でもかまいません。

タイ風ひき肉サラダ(ラープ・ムー)

皿に盛られたタイ風ひき肉サラダ

タイでの名前は、「ラープ・ムー」。肉や魚を野菜とあえた、スパイシーなサラダです。ここでは、からいりした豚ひき肉に、パクチー、玉ねぎなどの野菜をたっぷりと混ぜ、レモンと唐辛子をきかせてナンプラーであえました。香草の爽やかな風味や、きりっとした酸味、辛味が絶妙に混ざり合って、食べるたびに、「味のハーモニー」という言葉が浮かびます。わが家では、これをレタスに包んで食べるのが人気で、エスニックフード好きが来たときは、とりあえず、これをビールとセットで出しています。

川津幸子

かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。8月より、新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。

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