タイ風ひき肉サラダ(ラープ・ムー)
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」川津幸子
タイでの名前は、「ラープ・ムー」。肉や魚を野菜とあえた、スパイシーなサラダです。ここでは、からいりした豚ひき肉に、香菜(パクチー)、玉ねぎなどの野菜をたっぷりと混ぜ、レモンと唐辛子をきかせてナンプラーであえました。香草の爽やかな風味や、きりっとした酸味、辛味が絶妙に混ざり合って、食べるたびに、「味のハーモニー」という言葉が浮かびます。わが家では、これをレタスに包んで食べるのが人気で、エスニックフード好きが来たときは、とりあえず、これをビールとセットで出しています。
材料(4人分)
- 豚ひき肉
- 300g
- 紫玉ねぎ
- 1/2個
- 万能ねぎ
- 5本
- 香菜のざく切り
- 1カップ
- ナンプラー、レモン汁
- 各大さじ3
- 一味唐辛子
- 小さじ1
- 酒または水
- 大さじ1
- 好みで砂糖
- 少々
- レタス
- 適量
作り方
- 1.フライパンに豚ひき肉を入れて酒を加え、ほぐしながら、ぽろぽろになるまで、強火でから炒りする。汁気が透き通るのが目安。
- 2.紫玉ねぎは薄切りにする。万能ねぎは小口切り、香菜は7㎜長さのざく切りにする。
- 3.ボウルに冷めた(1)のひき肉、(2)の野菜を入れ、ナンプラーとレモン汁、一味唐辛子、好みで砂糖少々を入れて混ぜ合わせる。レタスに包んで食べる。
ひき肉は、ぽろぽろになるまでしっかりいるのがポイントです。特に、フッ素樹脂加工のフライパンの場合は、肉の汁気が蒸発しにくく、それが臭みのもとになるので、要注意。肉汁が透き通るまで、十分いってください。
川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。
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