富士スバルライン(山梨県)。高山植物が咲き誇る雲上ルート
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
世界に誇る富士山の5合目まで上る高山植物が咲き誇る雲上ルート、富士スバルライン(山梨県)を走ります。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。
富士山の大自然を間近で感じる場所
富士スバルラインは富士河口湖町から富士山5合目へ向かう観光道路で、正式名称は富士山有料道路である。富士山の北麓を走る大自然を満喫できるドライブルートで、富士山に登らなくても標高約2,300mの五合目に立ち寄れるため人気がある。しかし夏季はマイカー乗り入れ規制があり、マイカーは走れないので注意が必要である。期間は毎年変わるのでウェブサイトで情報を確認しよう。
写真2 視界いっぱいに広がる、富士スバルラインからの雄大な眺め
河口湖方面から向かうと森林の中の直線を走る。料金所があり、ここから五合目までは約30kmのドライブとなる。1合目下の剣丸尾駐車場、3合目手前の樹海台駐車場を越えると少しずつ視界が開けてくる。遠くには南アルプスの山並みが見え始め、周囲の木々は針葉樹に変わってくる。大きなヘアピンカーブを曲がると4合目の大沢駐車場に着く。この展望台からは南アルプス連峰、八ヶ岳、駿河湾を望むことができる。
散策にもってこいの奥庭駐車場
写真3 富士登山吉田ルートのスタート地点であり、また富士山観光の拠点としても非常に人気の高い富士山五合目
さらに走ると5合目手前には奥庭駐車場があり、散策路を行くと点在する溶岩塊とともに針葉樹や高山植物が楽しめる。少し歩くと奥庭展望台もある。車に戻って走り出すと、いよいよ標高約2,300mの富士山五合目駐車場に着く。夏でも平均気温が15℃の涼しい五合目は富士五湖や南アルプス、八ヶ岳、秩父山地を見渡す展望が楽しめる。時には雲海など雲を下に見る眺めは絶景である。
富士スバルライン(山梨県)データ
富士スバルラインへのアクセスは、中央自動車道富士吉田線の河口湖ICから県道707号を富士山方面へ向かう。「富士スバルライン入口」の看板にしたがって進むと入場ゲートに到着する。通行料金はETCでの支払いができないため、山梨県道路公社のウェブサイトをチェックしておくといいだろう。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
富士スバルライン近くの日本遺産は、こちらをチェック!
日本遺産
とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。
富士スバルラインが走る山梨県にも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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