日本の絶景ドライブルート

古宇利大橋(沖縄県)。エメラルドグリーンの海を渡って白い砂浜が広がる美しい島へ

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け

須藤英一
2024.01.20

写真1 沖縄本島で最も長い橋・古宇利大橋(撮影エリアは地図1を参照)

2024.01.20

写真1 沖縄本島で最も長い橋・古宇利大橋(撮影エリアは地図1を参照)

1年点検を受けると、だれにでもチャンス

エメラルドグリーンの海を渡る橋・古宇利大橋を走ります。四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

屋我地島と古宇利島を結ぶ古宇利大橋

沖縄本島から名護市の屋我地島(やがじしま)、そして今帰仁村(なきじんそん)の古宇利島(こうりじま)へと向かう道は、エメラルドグリーンの海を眺めるルート。なかでも屋我地島と古宇利島を結ぶ、全長1,960mの古宇利大橋は海の上を走る絶景のドライブコースとなっている。古宇利島へ行くには手前にある屋我地島へ渡ることになる。南から進む屋我地大橋を渡るルートと、西から進むワルミ大橋を渡るルートがあるが、2010年12月に開通したワルミ大橋を渡るルートのほうが美ら海(ちゅらうみ)水族館に近いため、観光に便利なこちらのルートをおすすめしたい。

写真2 まるで海の上を走っているかのような感覚になる(撮影エリアは地図2を参照)

写真2 まるで海の上を走っているかのような感覚になる(撮影エリアは地図2を参照)

ワルミ大橋の下にはワルミ海峡が広がり、橋からは自然に包まれたヤンバルの景色が一望できる。
橋の手前にはDRIVE INリカリカワルミがあり、展望台からは古宇利島までの大パノラマが広がる。

古宇利大橋はエメラルドグリーンの海の上に造られたため、まるで海の上を走っているような感覚になる。橋の手前には古宇利大橋南詰展望所があり、古宇利島に行く前に立ち寄るのがいい。ビーチもあるので写真撮影もできる。橋を渡ってすぐ左手には青い海と真っ白な砂浜の古宇利ビーチがあり、古宇利大橋が望めるビュースポットとなっている。

写真3 白い砂浜の島へ、真っすぐに向かう(撮影エリアは地図3を参照)

写真3 白い砂浜の島へ、真っすぐに向かう(撮影エリアは地図3を参照)

本島屈指のきれいな海が見られる古宇利島

古宇利島は周囲が約8kmの島で、古宇利大橋が開通してからは沖縄屈指のきれいな海が見られるために人気の観光地となっている。観光スポットの一つである古宇利オーシャンタワーからは、古宇利島周辺に広がるエメラルドグリーンのきれいな海や、古宇利大橋を一望。また島の北側にあるティーヌ浜は、ハート型の岩がある人気のスポットとなっている。


古宇利大橋(沖縄県)データ

2005年2月に開通した、名護市の屋我地島と今帰仁村の古宇利島をつなぐ全長1,960mの通行無料の離島架橋。沖縄本島では最も長い橋で、エメラルドグリーンの海が広がる絶景を楽しめる。島まで真っすぐ伸びるドライブコースは、まるで海の上を走っているよう。沖縄自動車道・許田ICから国道58号、県道110・247号を古宇利方面へ約22km。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。

日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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