日南海岸ロードパーク(宮崎県)。ヤシの木が立ち並ぶ爽快なシーサイドロードで、南国気分を満喫
絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。 今回は、ヤシの木が立ち並ぶ爽快なシーサイドロード・日南海岸ロードパークを走ります。
海を眺めながら気持ちよく走ることができるストレート
日南海岸国定公園は、宮崎市から鹿児島県の志布志町までの150kmの海岸線にある。この海岸沿いの国道220号や448号などが日南海岸ロードパークと呼ばれている。とても長いので、今回は堀切峠のある県道377号から国道220号の日南までを紹介する。ヤシの木が立ち並び、季節の花々が咲くシーサイドルート。この道では水平線まで広がる海を眺めながら、南国らしいドライブが思いきり満喫できる。
写真1 立石海岸沿いの道では「鬼の洗濯板」を楽しめる。
宮崎から走って青島を見学したら、そのまま県道377号を堀切峠へ進む。目の前には青い海が広がり、亜熱帯性植物が出迎えてくれる。すぐに道の駅フェニックスがあるので、車を止めて日南海岸の海を堪能しよう。ここから日南までは、海を眺めながらのドライブとなる。途中には鬼の洗濯板と呼ばれる波状岩がよく見える。鬼の洗濯板というと青島ばかりが有名だが、このあたりでもそのダイナミックな景観を楽しむことができる。
写真3 ずらりと並んだ、のっぽのヤシの木。南国気分が存分に味わえる。
シーサイドルートの先の観光スポットも、旅の楽しみのひとつ
いるか岬を越えて宮浦を過ぎると、モアイ像で有名なサンメッセ日南がある。そしてすぐに自然の岩窟の中に設けられた鵜戸(うど)神宮となる。このあたりは観光スポットも多い。やがて日南市街に入る。時間があれば日南を越えて都井岬までドライブしてもいいだろう。シーサイドルートの先にある都井岬には、御崎馬(みさきうま)という天然記念物の馬が生息している。
日南海岸ロードパーク(宮崎県)データ
「日南海岸ロードパーク」は、宮崎県宮崎市の市街地から串間市の都井岬へ至る、国道220号・国道448号の愛称(別名・日南フェニックスロードとも呼ばれている)。宮崎県を海岸線に沿って南北に縦断するルートであり、主に北部の国道220号区間と南部の国道448号区間に大きく分類されている。日本で初めてのロードパーク構想のもとに整備された日南海岸を代表するドライブルートで、沿道に植えられたフェニックス(カナリーヤシ)が南国らしい雰囲気を醸している。昭和40年代には「ハネムーン街道」とも呼ばれるほど、新婚旅行客に人気のある観光地であり「日本の道100選」(建設省※当時)に選定されている。宮崎自動車道・宮崎ICからは約18km。
本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

須藤英一
1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape
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