小林幸子がラパンで聴く藤井風とボカロの魅力〈藤井風 / 死ぬのがいいわ〉
豪華すぎる紅白衣装でおなじみ、小林幸子さんの音楽とクルマ選曲を担当するのは小林幸子さん。言わずと知れたレジェンド歌手でありながら「ラスボス」の愛称で若い世代にも親しまれ、ボーカロイド楽曲のカバーアルバムをリリースしてコミケに参加したこともあるなど、圧倒的なフットワークの軽さで愛され続けています。
音楽好きの著名人たちが、月替わりで自動車やドライブにまつわる音楽との思い出とともに至高のドライブミュージックを4曲紹介します。
1. 藤井風 / 死ぬのがいいわ
クルマを選ぶ決め手は「丸い目」
社用車も含めていろいろなクルマに乗るんですが、自分で運転できるのは今はラパンだけ。仕事の移動ではロールス・ロイスに乗ることもあるけど、あんなごついクルマはとても運転できません(笑)。自分で運転しているときはプライベートな空間になるから、好きな曲をよく聴きますね。20〜30代の頃に毎日聴いていた高木麻早さんの「ひとりぼっちの部屋」とか、スターダスト☆レビューの「今夜だけきっと」とか。運転してると、外の景色は変わっていきますけど、自分自身はそんなに変わらないじゃないですか。思い出の曲を聴くにはそれがいいのかもしれないですね。
最近の曲もよく聴くんです。特に藤井風くんのこの曲は「不思議だな、面白いな」と思っているうちにハマっちゃった。自分にはない発想だなって。藤井くんの歌もとてもいいですね。自宅にいるときも有線で音楽をかけっぱなしにして、面白い曲をチェックするようにしています。こっちのけんとさんの「はいよろこんで」はTikTokで踊っちゃいました(笑)。
ボカロ曲も面白いものが多いんですよ。カバーもいろいろしてきたけど、クオリティーが高くて感心しちゃいます。卒業式で泣いちゃうような「桜ノ雨」という曲があったり、時代が進んで技術が進歩しても日本人の琴線に触れる要素は変わらないのかなと。メッセージが大切で、それは演歌も一緒なんですよね。演歌の「演」は演説からきてるんです。明治時代の自由民権運動の中で、演説に節をつけて歌うスタイルの「演説歌」が登場して人気になったんですね。それが演歌のはじまり。だから演歌もメッセージソングで、ロックやヒップホップと根っこは一緒だと思うんです。
クルマの選び方は構造がよくわからないので、「顔」で決めてます。ヘッドライトが丸いのが好きなんです。『となりのトトロ』のネコバスくらいまん丸い目が理想ですね。最近少ないんだけど、ラパンもミニクーパーも丸い目でかわいいんです。
私のYouTubeチャンネルで多く再生されてるのが、ラパンを買いに行く動画なんですよ。「コンビニで肉まん買うような感覚でクルマを買ってる」ってコメントいただきました(笑)。ラパンは軽自動車だけど、よくできてるんですよ! 思ったより中も広いです。東京の街を走るには一番いいサイズだと思いますね。
JAF会員限定 小林幸子さんの直筆サインプレゼント
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- 応募締切:2025年1月6日(月)
- ※オークションサイト、フリマアプリなどでの転売を禁止します。
小林幸子さんがドライブ中に愛聴するアーティストの楽曲を紹介!
1曲目 小林幸子がラパンで聴く藤井風とボカロの魅力〈藤井風 / 死ぬのがいいわ〉
2曲目 12月12日(木)9:00公開予定!
3曲目 12月19日(木)9:00公開予定!
4曲目 12月26日(木)9:00公開予定!
小林幸子
こばやし・さちこ 1953年12月5日生まれ。新潟県出身。64年、古賀政男作曲の『ウソツキ鴎』でデビューし、20万枚を売り上げヒット曲に。79年、『おもいで酒』が200万枚の大ヒットを飛ばし、NHK紅白歌合戦に初出場。以降34回出場。動画配信サービス「ニコニコ」とのコラボや、YouTubeチャンネル「小林幸子はYouTuBBA!! 」の開設など、新たなことに挑戦し続けている。
小林幸子はYouTuBBA!!