わたしのドライブミュージック

三原勇希が脱ペーパードライバー! 70’sスウィートソウルが緊張をほぐす〈スティーヴィー・ワンダー/Knocks Me Off My Feet〉

タレント・ラジオDJとして活躍する三原勇希さんが、とっておきのドライブソング4曲を紹介!

三原勇希
2023.08.05

文=三原勇希 / 編集=赤井大祐(FINDERS編集部)/ イラスト=若林 萌

2023.08.05

文=三原勇希 / 編集=赤井大祐(FINDERS編集部)/ イラスト=若林 萌

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1年点検を受けると、だれにでもチャンス

音楽好きの著名人たちが、月替わりで自動車やドライブにまつわる音楽との思い出とともに至高のドライブミュージックを紹介します。

今月の選曲を担当するのは、タレント・ラジオDJとして活躍し、カルチャー系Podcast番組として人気を集め、今年2月に惜しくも終了となった「POP LIFE:The Podcast」のホストも務めた三原勇希さんです。

1曲目
〈Stevie Wonder /Knocks Me Off My Feet〉

自分に言い聞かせる「素晴らしくて、尊い」

運転免許を取ったのは上京後、大学生の頃。順調にパスしたはいいものの、東京で一人暮らしをする学生には車を持つお金も必要性もそんなになく、あっという間にペーパードライバーに。

そのままおよそ8年、たまに運転はしていたけれど、一人でどこへでも行ける自信はない……。再びハンドルを握るきっかけはパンデミックでした。仕事がキャンセルになって暇ができたし、電車に乗らずに自然いっぱいのところに行けたら……という思いから、まずはカーシェアに登録。ペーパードライバーからの脱出を図りました!

その方法は、とにかく果敢に乗ること。最初は運転のできる友人に助手席に乗ってもらって、人の少ない土地を目指すドライブ。慣れてきたら一人で。人が一緒にいるのといないのとで、何であんなに緊張が違うんですかね? なかなか慣れずいつも心臓バクバクで、シートの背もたれはほぼ直角。目的地まで、ナビに表示された時間の倍かかることも多々。意味のよくわからない標識を見かけたら、路肩に車を止めてその都度確認。目的地に着いたはいいものの、狭い駐車場に苦戦して、見かねた通行人の方に助けていただいたことも。初心者マークは必ず貼っていたけど、こんなだった私がJAFさんのページで書いてていいんでしょうか……という気持ちです(笑)。

そんな時は心の安定剤として音楽を聴いていました。心を落ち着かせてくれる、身体になじんだ曲、歌詞に気を取られすぎないよう外国語の曲。私にとっては70’sのスウィートなソウルミュージックがうってつけで、プレイリストを作って流していました。たとえばスティーヴィー・ワンダー、なかでも特に好きな「Knocks Me Off My Feet」。この曲の歌心に、包容力に、本当に癒やされました。車のCMソングとしても馴染み深い「Isn’t She Lovely?」は、「彼女(娘)は素晴らしくて、尊い」という歌詞を自分に言い聞かせるように、自信をつけてくれる曲として聴いていました(笑)。

けれどその期間を経て、今は新譜をじっくり聴きたいがために、一人でドライブするくらいになりましたよ!

三原勇希1曲目 三原勇希が脱ペーパードライバー! 70’sスウィートソウルが緊張をほぐす〈スティーヴィー・ワンダー/Knocks Me Off My Feet〉 
三原勇希2曲目 軽井沢の並木道を大学生の三原勇希が軽やかに駆け抜ける〈Pacific!/Disappear〉
三原勇希3曲目 意外と少ない仕事仲間とのドライブでの「最高!」が詰まった〈ポスト・マローン、スウェイ・リー/Sunflower〉
三原勇希4曲目 8月26日9:00(土)公開予定!

三原勇希

みはら・ゆうき 1990年、大阪府生まれ。10代の時に雑誌「ニコラ」のモデルとしてデビュー。映画や音楽、スポーツなどの多様な趣味を持ち、ラジオやテレビ、コラム執筆など、幅広い分野で活躍している。女性のためのランニングコミュニティー「GO GIRL」を主宰している。

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