わたしのドライブミュージック

意外と少ない仕事仲間とのドライブでの「最高!」が詰まった〈ポスト・マローン、スウェイ・リー/Sunflower〉

タレント・ラジオDJとして活躍する三原勇希さんが、とっておきのドライブソング4曲を紹介!

三原勇希
2023.08.19

文=三原勇希 / 編集=赤井大祐(FINDERS編集部)/ イラスト=若林 萌

2023.08.19

文=三原勇希 / 編集=赤井大祐(FINDERS編集部)/ イラスト=若林 萌

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1年点検を受けると、だれにでもチャンス

音楽好きの著名人たちが、月替わりで自動車やドライブにまつわる音楽との思い出とともに至高のドライブミュージックを紹介します。

今月の選曲を担当するのは、タレント・ラジオDJとして活躍し、カルチャー系Podcast番組として人気を集め、今年2月に惜しくも終了となった「POP LIFE:The Podcast」のホストも務めた三原勇希さんです。

3曲目
〈Post Malone, Swae Lee/Sunflower〉

レインボーブリッジに差し掛かった瞬間に流れた一曲

東京の好きなドライブスポットは、ど定番ですがレインボーブリッジ! 遠くから眺めるのも奇麗だけど、自分で走るのが最高です。時間帯は絶対夜。あそこを走るたびに「東京って奇麗だな」と思えるから好きです。最初は運転するのが怖かった首都高のクネクネも幅の狭さも、今はむしろ快感になりました。

その日は一人で、今はなき新木場のライブハウス「STUDIO COAST」に、KhalidというUSのアーティストの初来日公演を観に行ったんです。一人で楽しんでいたら親しいラジオ局のスタッフさん二人に遭遇して、帰りは車に乗せてくれました。お二人は私と同じくヒップホップも大好きで、お台場から芝浦までの800mで「ニューヨーク感じよう」とか言って、レインボーブリッジに差し掛かった瞬間、Post Malone & Swae Leeの「Sunflower」をかけてくれました。

それはその時まさに最旬の音楽で、浮遊感があってエモーショナルなビート、お風呂で歌ってるみたいに終始エコーのかかった音響、あどけないボーカル、そこで鳴る切ないエレキギター、ウーファーからは低音がよく鳴っていて。こう書くとチャラいとか好みじゃないと感じる人も少なくないかもしれないけど(笑)、あの都会の流れる夜景と、秋の夜の涼しさと、良い車のスピーカーの音響にはこれ以上ないほどマッチしたエモーショナルな音楽だったんですよ。またそれが思い出に残っている理由は、都心に住んでいるとだいたい移動は電車なので、友人ましてや仕事仲間の車に乗る機会ってすごく少なくて。そのプライベートな空間で、仕事でしか会ったことがなかった人たちと、初めて一緒にくだらないことを言いながら好きな音楽を「最高! 」って言い合えた夜が、なんだか嬉しかったんですよね。

三原勇希1曲目 三原勇希が脱ペーパードライバー! 70’sスウィートソウルが緊張をほぐす〈スティーヴィー・ワンダー/Knocks Me Off My Feet〉 
三原勇希2曲目 軽井沢の並木道を大学生の三原勇希が軽やかに駆け抜ける〈Pacific!/Disappear〉
三原勇希3曲目 意外と少ない仕事仲間とのドライブでの「最高! 」が詰まった〈ポスト・マローン、スウェイ・リー/Sunflower〉
三原勇希4曲目 8月26日9:00(土)公開予定!

三原勇希

みはら・ゆうき 1990年、大阪府生まれ。10代の時に雑誌「ニコラ」のモデルとしてデビュー。映画や音楽、スポーツなどの多様な趣味を持ち、ラジオやテレビ、コラム執筆など、幅広い分野で活躍している。女性のためのランニングコミュニティー「GO GIRL」を主宰している。

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