深夜の高速道路のイメージ

高速道路の深夜割引の変更が7月予定から未定に

4月のETC障害が影響

NEXCO 東日本、NEXCO 中日本、NEXCO 西日本の3社は、今年7月より開始予定としていた高速道路の深夜割引の見直しについて、その開始時期を延期すると発表した。この深夜割引の変更についての開始時期が延期されるのは2回目となる。

4月に発生したETC障害が引き金に

2023年1月に発表された高速道路の深夜割引制度の見直しは、現在の深夜割引制度の弊害として時間調整をする車両が引き起こす混雑の緩和を目的に、実際に深夜時間帯に走った分だけを割引にするという方向に調整をかけるというもの。昨年7月には2025年3月に開始としていたが、作業の遅延を受けて12月にはスタートを2025年7月に延期すると再アナウンス、開始まで残り2か月となったこのタイミングでさらに延期が発表された。

再度の延期の主な原因は4月6日にNEXCO中日本管内で発生した広域のETC障害だ。この障害による直接的な問題だけではなく、その後の対応も含めて様々な意見があったなか、高速道路会社では4月18日から危機管理検討委員会を立ち上げ、原因究明や再発防止策等の議論を行っている最中だという。それに伴い高速道路の深夜割引見直しに向けたシステム整備も一時中断しているという。

再延期となった高速道路の深夜割引の変更時期については、これから作業工程を精査していくとのことで、現時点では未定としている。

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