どうなる高速料金? 深夜割引制度を見直しへ
深夜割引の適用条件が変更
国土交通省およびNEXCO3社は1月20日、高速道路の深夜割引制度について見直しを行うと発表しました。現行の深夜割引は、ETCを利用して特定の時間帯に高速道路を通行する車両の料金を3割引にするという内容ですが、この時間帯と適用条件を変更するとのこと。
現在は午前0時から午前4時の間に対象となる区間を走行していれば、全ての走行距離分について深夜割引が適用されますが、今回の見直しにより、深夜割引の時間帯を午後10時から午前5時までに拡大する一方、この時間帯に走行した分だけ深夜割引が適用されるよう限定されます。
また、割引額の算定に時間を要することから、これまでのように出口料金所で高速料金を割引する制度ではなく、「ETCマイレージサービス」または「ETCコーポレートカード」へ後日還元するという制度に変更されます。
変更は令和6年度を予定、無謀運転防止策も検討
今回発表された内容への変更については、ETCアンテナの整備やシステム改修に時間を要するものであるため、令和6年度中の変更を予定しています。
新制度への変更により、トラックなどが深夜割引の時間帯まで入口付近で滞留してしまう状況の解消や、深夜時間帯の走行を減らして労働環境を改善する効果が期待されるとのこと。また、長距離利用の通行料金負担増を減らすため、深夜割引適用車両のうち1,000㎞以上走行した場合、1,000㎞超過分を割引対象に追加するといった激変緩和処置も実施する予定です。
同様に、NEXCO3社では、深夜割引が適用される時間帯になるべく長距離を走行しようと無謀運転が増加する事態を防ぐため、割引対象距離に上限を設けるといった対応も検討していくとのことです。
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